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金井山 韓国初の「都心型国立公園」に指定

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姑堂峰(コダンボン、고당봉)


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金の泉(溜まった水が金色に見えるため金の泉と呼ばれる)


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金井山城北門


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梵魚寺


10月31日、韓国環境部は金井(クムジョン、금정)山を国内で24番目となる国立公園に指定した。

釜山で最も高い山である金井山は、韓国初の「都心型国立公園」として登録された。

金井山国立公園は、釜山の西部6つの区と慶尚(キョンサン、경상)南道、梁山(ヤンサン、양산)市にまたがり、約67㎢の規模で整備される。その面積は、ソウルの北漢 (プッカン、북한) 山国立公園に匹敵する。

2024年に金井山を訪れた人は約312万人にのぼり、今回の国立公園指定で400万人以上に増加すると予想されている。ちなみに、昨年最も多くの観光客を記録した北漢山は670万人だった。

今回の国立公園指定は、金井山の優れた生態的・文化的な価値が認められた結果だ。山には約1,800種の動植物が生息し、山頂・絶壁・洞窟など71か所の絶景スポットがある。

金井山の文化的資産も注目に値する。金井山城(全長18.9km)は韓国で最大規模の山城で、新羅時代に創建された梵魚寺(ポモサ、범어사)は韓国を代表する由緒ある寺院の1つである。さらに、国立公園としては最も多い127件もの文化財が公園内に集まっている。

それだけでなく、国立公園への指定は、観光活性化、地域の商業活動の回復、釜山の観光産業多様化、雇用創出、都市ブランド強化など、さまざまな効果をもたらすと期待されている。