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釜山社稷野球場が2031年に最先端の複合スポーツ施設へ

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新社稷野球場の完成イメージ


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大幅なリニューアルを控えた社稷野球場(出典:釜山日報)


 釜山の野球文化を象徴する釜山社稷(サジク、사직)野球場が2031年に最先端の複合スポーツ施設として生まれ変わる。

 韓国の行政安全部は7月3日、社稷野球場リニューアル事業の妥当性を認め、事業推進を最終承認した。1985年のオープン以来、40年間、地域住民やプロ野球チームのロッテジャイアンツのファンに愛され続けてきた同球場は本格的な再整備の段階に入る。

 社稷野球場はこれまで、数々の名勝負と思い出にあふれる場所であり、ファンと選手がともに歴史を刻んできた場所だ。しかし、老朽化に伴う安全面への懸念が高まり、大規模な施設改修の必要性が以前から指摘されてきた。

 今回の事業は単なるリニューアルにとどまらず、最新技術と環境への配慮が融合した未来型の球場の実現を目指している。来年には設計の公募が行われ、2028年から2030年まで本格的な工事が進められる。その間、改修した釜山アジアド主競技場をロッテのホーム球場として用いる予定だ。

 新社稷野球場には、米メジャーリーグ(MLB)の球場並みの先端設備が導入される。例えば、リアルタイムでの試合のデータ分析やAR(拡張現実)を活用したフォトゾーンなど、さらに楽しめるような工夫が凝らされる予定だ。また、スタジアムの照明や大型ビジョンには環境に優しいエネルギーを利用し、持続可能性にも配慮した設計となる。


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