Skip Navigation

釜山市、3年間の成果をさらに前進

11
「2024釜山海マラソン」のように、釜山は複数の分野で記録的な成長と発展を遂げ、市民が幸せに暮らす都市へと生まれ変わっている。(出典:釜山日報)


12
ルノーコリア釜山工場(出典:釜山日報)


13
子ども複合文化空間トゥルラック・ナルラック(들락날락)(出典:釜山日報)


14
再開発予定の水営湾ヨット競技場(出典:釜山日報)


 2022年に発足した、民選8期(住民の直接選挙で選ばれた市長を中心とする8期目の市政)の釜山市は、グローバル競争力の強化と市民生活の向上を重点目標に掲げ、3年間にわたり安定的な成長をけん引してきた。そして、インフラの拡充や投資誘致、市民が長年待ち望んでいた事業の実現など、市政全般において持続的な成果を上げている。

 また、釜山の国際的な地位も急速に高まっている。活発な投資、国際指標ランキングの上昇、そして企業および観光活力の向上により、グローバル都市として成長している。

 特に、モビリティ・半導体・エネルギー・造船などの戦略産業分野では、韓国内外の一流企業による投資が相次ぎ、総投資額は過去最高水準の14兆ウォンに達した。こうした投資拡大は若年層の雇用率上昇にもつながり、2024年第3四半期には46.7%を記録し、過去最高を更新した。

 国際的な評価機関のランキングでも、釜山の成長ぶりが見られる。釜山はZ/Yenが発表した「2025スマートセンター指数」で12位、「グローバル金融センター指数」では24位に上った。また、Startup Genomeの「2024グローバルスタートアップ エコシステム報告書」でも、アジアの都市の中で上位20位に入り、起業しやすい都市としての地位を高めた。

 加えて、観光分野でも目覚ましい成果を収めている。釜山は2024年、Trip.comが選定した「グローバル旅行地100選」に選ばれ、北東アジア8大都市の中で観光満足度2位を記録した。さらに、釜山コンサートホールの開館など文化インフラが拡充され、主要な観光地が国の観光キャンペーンで続けて紹介されるなど、観光基盤もより一層整ってきている。

 西釜山地域の橋の建設や、水営(スヨン、수영)湾ヨット競技場の再開発など、長年の目標だった事業も段階的に進められ、バランスの取れた地域発展の基盤を築いている。特に最近では、1650万㎡規模の開発制限区域が解除され、釜山の将来的な発展に向けた、新たな空間とチャンスが広がっている。

 釜山は8月に入り、一連の成果と発展を通じて、国際的な地位と地域の魅力をさらに高めている。7月にはWorld Design Organizationが、釜山を正式に「2028年世界デザイン首都」に選定した。これは、デザインを通じて経済・社会・文化・環境分野に関わる生活の質を向上させている都市に対し、2年ごとに授与される。

 今後、釜山は2026年にユネスコ世界遺産委員会と世界図書館情報大会など、2つの主要な国際行事を開催する予定だ。特に、韓国で世界遺産委員会が開かれるのは今回が初めてで、釜山のこれまでの歩みの中で、特に重要な意味を持つことになるだろう。

202508

7