15分都市理論の提唱者が釜山で驚いた理由とは?
釜山子ども複合文化空間を訪問したモレノ教授
カルロス・モレノ教授と釜山市長の対談、釜山市公式YouTubeで公開
釜山市は5月17日、15分都市理論の提唱者であるカルロス・モレノ教授と釜山市長による対談コンテンツを、公式YouTubeチャンネル「Busan Tube(부산튜브)」で公開した。
モレノ教授は3月23日に釜山を訪問し、「15分都市」のアンカー施設(地域活性化の核となる拠点施設)や特化プログラムを体験した。15分都市のアンカー施設である、子ども複合文化空間「トゥルラック・ナルラック(들락날락)」や、「私たちの町の社会価値経営(ESG)センター」などを高く評価し、現地を訪れて市民との共感を深めるひとときを持った。特に、15分都市の理論が実現された「トゥルラック・ナルラック」が、釜山全域に100カ所以上も存在するという事実に感銘を受けた様子だった。
3月24日には釜山市長との対談で、「15分都市」における釜山のビジョンについて深く議論を交わした。対談は、フランス語と韓国語で進められた。両言語の通訳が必要という、言語面でのハードルがあったものの、司会のイ・オリビア氏の進行によって、充実した対談が実現した。モレノ教授は、釜山の地形や環境を踏まえて、地域の特性に応じた形で「15分都市」理論を発展・実現させた釜山市の努力に対して、敬意を表した。
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