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きらめく釜山の街並み年末を満喫しよう

Enjoy Busan 年末の光祭り


釜山広域市を代表する観光地、海雲台(ヘウンデ)海水浴場や南浦洞(ナンポドン)の光復路(クァンボンノ)、龍頭山(ヨンドゥサン)公園では毎年恒例、光とツリーのイベントが開かれる。今年は広安里(クァンアルリ)海水浴場近くの民楽(ミルラッ)水辺公園でも光のイベントが開かれ、百貨店やショッピングモールなど、釜山の主要ショッピングスポットは既にクリスマスムード一色だ。入り口や敷地内のホールなどに大型ツリーを設置するほか、売り場各所を装飾とイルミネーションで彩る。釜山各地は一足早く、クリスマスの到来だ。


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△広安里の民楽水辺公園に設置された光のトンネル。 写真:権晟勲


民楽ルチェフェスタ

2月28日まで 民楽水辺公園


若者の間で人気を集めている、広安里海水浴場近くの民楽水辺公園で光祭りを開催中。釜山市水営区は11月2日、同公園一帯でストーリーテリング式光祭りの「民楽ルチェフェスタ(Millac Luce Festa)」の点灯式を開催。この日の点灯式は広安里の夜の海を背景に開かれ、週末、夕暮れ時に散歩をしていた家族や恋人たちでにぎわった。


今年は「すべてはうまくいく」という意味のラテン語の呪文「ルプリテルカム」をテーマにし、幸せな年末年始を願うという意味を込め、来年2月28日まで広安里の海を照らす。公園内の約400mに及ぶ全区間を光のトンネルのように装飾し、トンネル内の壁には魚のキャラクター「ルチェ」の冒険ストーリーを飾りで表現し、まるで童話を読んでいるような気分を味わえる。公園にはテントを20カ所設置し、近くの刺し身センターで刺し身を購入して食べられるよう、席も準備されている。


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△民楽水辺公園の光祭りで書いた願い事を吊るす子ども。 写真:権晟勲
 

〇民楽水辺公園へのアクセス:都市鉄道2号線民楽駅1番出口前のバス停留場から210番の市内バスに乗り、民楽水辺公園停留場で下車。南方向に徒歩約3分。



光復路冬の光祭り…来年2月2日まで


釜山の代表的な冬のイベント「2024光復路冬の光ツリー祭り」が、11月15日から開催中。来年2月2日まで約80日間、南浦洞一帯を各種イルミネーションで彩る。今回のテーマは「光復ライト“名作”」で、南浦洞一帯の歴史、文化などを光で演出する。


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△光復路のシティスポット(三差路)に設置された、2024光復路冬の光ツリー祭りのシンボル・大型ツリー。 写真:Micheal Kasami


祭りのシンボルとも言えるシティスポットのメインツリーは、単純な照明ツリーとは異なり、最新のメディア技術が導入されている。映像と照明が同時に映し出され、見応えのある華やかな光景が広がる。メインツリー周辺では、中区を象徴する龍頭山(ヨンドゥサン)公園のオブジェや雪だるま、そりなどのイルミネーションも見られる。12月には通りでコンサートやストリートライブ、クリスマス体験プログラム、サンタクロースイベントなどもある。光復路近くの恵光(へグァン)高等学校から瀛州(ヨンジュ)洞のハヌルヌン展望台までの約2㎞区間にも、さまざまな光の照明とオブジェが飾られ、瀛州洞の「オルムキルモノレール」では光を投影し、映像を映し出す「メディアプロジェクト」が鑑賞できる。


〇光復路へのアクセス:都市鉄道(地下鉄)1号線南浦駅5番出口を出て、西方向。


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△光復路冬の光ツリー祭りで写真を撮って楽しむ市民。 写真:Micheal Kasami


海雲台光祭り…12月14日~2月2日

海雲台海水浴場、亀南路、海雲台市場一帯


海雲台海水浴場は夏だけでなく、冬にもツリー祭りで親しまれている。12月14日から来年2月2日まで、「第11回海雲台光祭り」が海雲台海水浴場や亀南路(クナムノ)、海雲台市場、温泉通り一帯で開かれる。点灯時間は午後5時30分から午前0時まで。


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△2024海雲台光祭りの全景。


「亀南路」は都市鉄道2号線の海雲台駅3、5番出口から海水浴場に続く通りで、メディアアートやイルミネーションで彩られる。通りの各地ではストリートライブが開かれ、紙に願いごとを書く「願いごと葉書」や、写真撮影スポットなどもある。


海水浴場近くの広場には超大型ツリー、海水浴場の砂浜では光で演出するメディアアートと電光掲示板が設置される。この他にも海雲台市場や海雲台温泉通り(中洞1路)のツリー照明がある。


〇海雲台光祭りへのアクセス:都市鉄道2号線海雲台駅3、5番出口


□年末さらに楽しいショッピング街


釜山地域の流通、観光業界がクリスマスと年末年始を前に、11月中旬から冬のムード一色に染まっている。機張(キジャン)郡の「新世界サイモンプレミアムアウトレット釜山」は年末に合わせ、子どもに大人気のアニメ「ティニピン」のイベントを開催し、年末の雰囲気を盛り上げている。11月から来年1月1日まで、敷地内の中央広場や小広場などにキャラクターの写真撮影スポットを設置するほか、各所にツリー照明やろうそくのオブジェもある。夜になるとアニメの中に入り込んだような、幻想的な雰囲気を体験できる。


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△ロッテ百貨店釜山本店のツリーを楽しむ子ども。 写真:権晟勲
 

釜山の中心繁華街・西面(ソミョン)のロッテ百貨店釜山本店は、11月中旬から百貨店正門の外観をクリスマス照明で飾り、9階のエルアレナ(el ARENA)にクリスマス写真スポットを設置。今年は逆さに設置した大型ツリーが注目を集めている。


機張郡オシリア観光団地内のテーマパーク「ロッテワールドアドベンチャー釜山」は冬のシーズンを迎え、各種イベントがめじろ押しだ。11月23日から12月31日までメイン広場にツリーガーデンを設置し、写真撮影スポットとして装飾。

 

入場料は大人1日券4万7000ウォン(約5170円)。詳細事項は公式サイト(advebturebusan.lotteworld.com)へ。


この他にも釜山市民公園や西面1番街、田浦(チョンポ)カフェ通りなど、釜山を代表する観光地では年末年始を迎え、美しいライトアップが見られる。釜山地域のカフェや飲食街でも大小さまざまなツリー、照明で雰囲気を盛り上げる。華やかな光が雪のように散りばめられた釜山の繁華街やカフェで、クリスマスと年末を120%楽しんでみよう。