Enjoy Busan 釜山の海水浴場ガイド
プールパーティーにK-POPなど多彩な公演
最高に楽しい釜山の海開き
釜山広域市にある7つの海水浴場がすべて海開きした。6月1日、一部区間をプレオープンした海雲台(ヘウンデ)、松亭(ソンジョン)を含む広安里(クァンアルリ)、松島(ソンド)、多大浦(タデポ)、日光(イルグァン)、林浪(イムナン)海水浴場は7月1日から8月31日までの62日間、楽しい夏のイベントでにぎわう。波とマリンスポーツ、祭り…美しい自然の中で夏の釜山を思い切り楽しもう。
△釜山を代表する観光地・海雲台海水浴場の全景。
■「夏」と言えばフェスティバル!
各種イベントがめじろ押し
今夏最初のイベントは7月1日、広安里の「車のない文化の通り(歩行者天国)」からスタートする。7月1日から8月27日まで、土・日曜日の午後9時~11時30分、広安里海岸路の彦陽(オニャン)プルコギ三差路から出会いの広場に続く区間の車両通行を制限。市民や観光客向けにストリートライブやマジックショー、ボードゲーム体験、アートマーケット及び手作り体験など、多彩な催しが行われる。7月22日には「広安里ストリートダンス競演大会」、8月11~13日は「クァンデ演劇祭」など、さまざまな文化公演も開かれる。
△毎年夏、週末の日没後に広安里海水浴場前の海岸道路の車両通行を規制して行う文化公演イベント「車のない文化の通り」。
△毎週土曜日の日没後に広安里海水浴場で開かれる「広安里Mドローンショー」。
土曜日の日没後、広安里のランドマークとして定着しつつある「Mドローンライトショー」も見逃せない。釜山市は夏の間、ドローン数を既存の500台から600台に増やし、公演時間は10分から12分に延長。9月末まで土曜日の午後8時、10時に2回公演を行う。
釜山夏祭りのメインとも言える「第27回釜山海祭り」は8月1~6日、海雲台と多大浦海水浴場で開かれる。海雲台海水浴場の特設舞台では「ナイトプールパーティー」をはじめ、多彩なK-POP公演を開催。多大浦海水浴場でも各種イベントを開催予定。
■釜山の海を最もスリル満点に楽しむ方法
釜山では主要海水浴場はもちろん、水営(スヨン)湾ヨット競技場や洛東江(ナクトンガン)の沿岸など、水と触れ合える場所ならどこでも各種マリンスポーツプログラムが体験できる。中でも最も代表的なのが、「サーフィンの聖地」と呼ばれる松亭海水浴場。水深が浅く波が絶えず続くため、サーフィン初心者にもおすすめの場所だ。講習も腰ほどの水深の場所で行うため、泳げなくても安心。
△韓国のサーファーの聖地と言われる松亭海水浴場の風景。
松亭海水浴場の海岸には、サーフィン用具のレンタルショップや講習所が多い。講習は1回の体験講習から全5回までさまざまだが、通常3回以上受けることをすすめている。1回習えばほぼ忘れることもないため、1回講習を受け、時間をおいて次の講習を受けることもできる。溺れるのが怖ければ、ボードの上に立ったり、オールを漕いだりするパドルボード(Stand Up Paddle Board・SUP)に挑戦してみよう。ボード自体がサーフィン用のボードより大きく浮力が強いため、より安全だ。水泳など、特別なスキルが無くても誰でも楽しめる。
釜山でパドルボードが有名なのは広安里海水浴場。パドルボード専用のレジャー区域も運営しており、過去には国際大会も開催された。近くに講習所やレンタルショップも多い。
■海水浴・公演・マリンスポーツを一度に
海水浴や公演、遊びなどを一度に楽しみたければ、海雲台と松島海水浴場がおすすめ。韓国屈指の避暑地・海雲台は、海水浴やマリンスポーツ、多彩な公演を同時に楽しめる場所。近くの「ブルーラインパーク」では美しい海岸線に沿って散歩したり、海辺列車に乗って風景を楽しんだりできる。海雲台と松亭の中間地点にある青沙浦(チョンサポ)タリットル展望台も、海雲台を訪れた際の写真撮影スポットとして人気だ。
△松島海水浴場の名物・松島海上ケーブルカー。
1913年に開場した韓国初の公設海水浴場・松島は、海の上を通る海上ケーブルカーや海上を歩いているようなスリルを味わえるクルム散策路と龍宮クルムタリ、海中に飛び込む海上ダイビング台などを完備。子どもから大人まで楽しめる。
〇海雲台ブルーラインパーク:www.bluelinepark.com
〇松島海上ケーブルカー:www.busanaircruise.co.kr
■人混みを避け、ゆったりと海水浴を楽しもう
「夏の海水浴場」と言えば、うねる波の上を浮き輪を使って遊ぶ浮き輪遊びや、童心に帰れる砂遊びなどが欠かせない。子連れの家族におすすめなのは多大浦や日光、林浪海水浴場。多大浦海水浴場は、海岸から約300m海方向に進んでも水深1.5m程度で、安全な水遊びに最適の場所だ。きめ細やかな砂がいっぱいの砂浜と、さまざまな湿地生物が共存する生態公園も子どもたちに人気がある。釜山の海水浴場の中で、都市鉄道(地下鉄)の駅と最も近い点もメリットの一つだ。
△林浪海水浴場。
にぎやかな雰囲気が苦手なら、日光や林浪海水浴場に行ってみよう。市内にある他の海水浴場より静かでゆったりと海水浴が楽しめ、子どもは広い砂浜を思い切り駆け回ることができる。7~8月の間はシャワールームを無料で運営し、運営時間は午前10時~午後5時。交通渋滞を避けるため、7月1日~8月31日の間は林浪海水浴場に入る道路が一方通行となる。