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海に浮かぶ白いヨットでひとときを

真っ白なヨットが穏やかな海の上を横切っていく。白いヨットは広安里(クァンアルリ)沖合いを過ぎ広安(クァンアン)大橋の下を通り抜けると、目の前には、水平線が限りなく広がる。振り返れば、マリンシティの摩天楼と海雲台(ヘウンデ)、広安里海水浴場、冬柏(トンベク)など釜山を象徴するスポットが一望できる。


まるで映画の主人公になったかのように、海の上でのひとときを満喫し、釣りをしながらシャンパンと軽食で優雅な気分を味わうことができる。

海の都市の釜山の魅力を最も贅沢に楽しめる「ヨットツアー」。手頃に楽しめるのも魅力の一つだ。


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△釜山のヨットツアーは、手頃な価格で海を優雅に楽しめる旅行プログラムだ。

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△水営湾ヨット競技場前に停泊中のヨット     写真提供:ヨットタルレ


1時間の体験で1人2〜4万ウォン 

水営湾ヨット競技場などから出発


海辺の街釜山では、ヨットを楽しめる場所が多い。海雲台にある冬柏(トンベク)島入口のザ・ベイ101、水営(スヨン)湾ヨット競技場の2ヵ所が代表的だ。他にも、水営区の龍湖(ヨンホ)湾遊覧船ターミナルなどがある。

釜山広域市の資料によれば、釜山地域にはヨットなどマリンスポーツ施設でレンタルや講習を提供する業者は約50社。業者間の競争から選択肢も多く、価格は大人1人2万ウォンから4万ウォン(約2100円から4200円)ほどで良心的だ。週末やオフシーズンなどで料金が異なるので事前に確認しておくといい。ヨットツアーは現地受付も可能だが、空席に限りがあるためインターネットから「釜山 ヨットツアー」で検索し、時間と人数を予約する。持ち物は、軽装に日除けのためのサングラス、帽子があれば十分だ。出航前には、万が一の事態に備えた安全管理のためのルール説明が行われ、乗船者名簿に氏名を記入する。


乗船後は、ヨット競技場を出るまでは着席を求められるが、船が広い海に出た後は自由に船内を移動することができる。約1時のヨットツアーは、広安大橋から海雲台沖合い、マリンシティなど釜山近海を遊覧する。船の上では軽食のサービスが提供される。ツアー会社によっては、ビールやワインなどアルコールを楽しめ、釣竿や餌を貸し出すツアーもある。



4-5-6 낚시 

△ヨットの上では釣りも楽しめる



利用方法と時間によって異なる風景


ヨットツアーは、相乗りの「パブリックツアー」と、貸し切りの「プライベートツアー(単独レンタル)」だ。パブリックツアーは、定員に合わせて決まった時間にヨットを利用しなければいけないが、最も手頃にヨットツアーを楽しめる。ツアー時間はプログラムと業者によって多少の差はあるが、1時間ほど。


10人以上だと貸し切りができ出港時間やコースなどを調整できる。ただし料金は、時間と船の大きさなどによって決まる。また昼間のツアーの他に、夕方から出航し夜景を鑑賞できる夜間ツアーがある。日中は基本料金だが、夜間は時間も短く料金も1、2万ウォン(約1100円〜2100円)高めに設定されている。それでも釜山の美しい夜景を海から眺め、非日常を味わえるため圧倒的な人気だ。


○水営湾ヨット競技場へ行き方:都市鉄道2号線冬柏駅3番出口を出て約100m直進後、左折。横断歩道を渡り交差点まで約260m直進する。再び右折し、約280m直進後、横断歩道を渡る。


○代表ヨットツアー社

▷ヨットベイ(yachtbay.co.kr)

▷ヨットタジャ(www.yachttaja.com)

▷釜山ヨットツアー(byt.itrocks.kr)

▷ワウヨット(www.wowyacht.com)


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△ヨットステイや夜間ツアーなど夜の海を楽しむプログラムもある    写真提供:ヨットタルレ



ヨットでロマンいっぱいの一夜を「ヨットステイ」


ヨットの大きさや設備は様々で、大きめのヨットの場合、室内にベッドなど宿泊施設を備えている。宿泊可能な「ヨットステイ」プログラムは、釜山のベンチャー企業「ヨットタルレ」が導入した。貸し切りで午後4時にチェックイン(乗船)をして午前11時にチェックアウトする。


ホテルに劣らないほどの設備で、2つの寝室ルームに加えシャワールーム、トイレ、テレビ、食卓、エアコン、オーディオ、洗面用具、炊事道具、電子レンジ、釣り竿、カラオケ、ボードゲームなど用意されている。


オフシーズン(11月から4月)までの日曜から木曜日は25万(約2万6000円)ウォン、週末の金曜日は30万ウォン(約3万1000円)、土曜日は35万ウォン(約3万6000円)。オンシーズン(5、6、9、10月)になると2万ウォン(約2100円)、ピーク時(7、8月)には10万ウォン(約1000円)ずつ更に値上がりする。人数の追加は、1人追加ごとに2万ウォン(約2100円)の追加料金が発生する。


※ヨットツアー利用TIP


▶︎昼間のツアーの場合、夏の日差しに加えて海面の反射で肌や目に強い刺激を与えるため、紫外線対策は欠かせない。長袖の上着とサングラスなどを用意して、日焼け止めを隅々まで塗ることが重要だ。

▶︎ヨットツアー中の安全のため、船長の指示に従わなければならず、特に夜間ツアーの場合は救命胴衣を必ず着用すること。

▶パブリックツアーの場合、定時出航が原則だ。遅れる場合は乗船できないので、余裕を持って船着場に到着すること。

▶︎雨天、強風の日は、やむを得ず出航がキャンセルされる場合がある。