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森・公園・海に恵まれた釜山は「アーシングの聖地」

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タンメ山 黄土森の道は、なだらかな傾斜で家族全員が裸足で散歩を楽しめる。


全国で「裸足で歩く(アーシング)」ブームが巻き起こっている。「アーシング」とは、地球「Earth」に「ing」が付いた言葉で、裸足で直接地面に触れ、地球とつながることを意味する。最近では、裸足で黄土の道や砂浜を歩く意味として使われている。


裸足で土を踏むと、足つぼ効果によってストレスが解消され、血液循環が促進されるほか、生活習慣病の予防など、健康改善に効果があるとされている。このような認識が広まり、アーシング愛好家が増えてきている。必要なものは、靴を入れるバッグやビニール袋、足を拭くタオルくらいを準備すれば、誰でも気軽に挑戦できる。

 

■ 釜山のアーシングスポット


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裸足で歩くことは、大人には健康を、子どもには新鮮な刺激を与える。


◎タンメ山 黄土森の道

タンメ(땅뫼)山 黄土森の道は、往復約2kmのコースで傾斜がないため、子どもからお年寄りまで体に大きな負担をかけることなく、安全に裸足で歩ける道だ。黄土の道の終点には、足洗い場やほこり取り、ベンチなどが整備されている。

道の一方には緑豊かな森、もう一方には日に輝く回東(フェドン、회동)水源地が広がっている。ひんやりとした柔らかい黄土の感触は最高。アーシングの魅力を知るのに最適なコースだ。

 

アクセス:都市鉄道(地下鉄) 1号線 長箭(チャンジョン、장전)駅 4番出口前から金井(クムジョン、금정)5番マウルバスに乗車(運行間隔25分)→五倫本洞 (オリュンボンドン、오륜본동) 終点で下車

 


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下端 黄土の道には足つぼロードが設置されている。(出典:ビジット釜山)


◎下端 黄土の道

昨年6月に造成された下端洞(ハダンドン、하단동)緩衝緑地では、足先から伝わる心地よい刺激を味わうことができる。ここに作られた散歩道には、黄土の道や小石が敷き詰められた足つぼロードなど、さまざまな区間が広がっている。

全長約410mで、沙下(サハ、사하)区で最も長い黄土の道だ。靴の保管箱や足洗い場が用意されており、利用しやすくなっている。途中には休憩所もあり、疲れたらひと休みもできる。多くの市民が利用するため、ペットの入場は禁止となっている。

 

アクセス:都市鉄道(地下鉄)1号線 下端駅 2番出口から徒歩18分

 


◎釜山市民公園

釜山市民公園には、裸足で歩くことのできるコースが3つある。南1門から北1門へと続く黄土の道は、全長約300mだ。北2門から南門方向に進むと、茂みの間に整備された約150mの黄土の道にたどり着く。また、音楽噴水と水遊び広場の間に作られた砂浜も、裸足で歩くのに最適だ。

前の2か所とは異なり、この場所では砂の感触を楽しむことができる。3か所すべてに足洗い場が整っており、利用しやすい。


アクセス:都市鉄道(地下鉄)1号線 釜田(プジョン、부전)駅 7番出口から徒歩約10分(韓国鉄道公社(KORAIL) 釜田駅の向かい側)

 


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海で楽しむアーシングは、多くの人から人気を集めている。(出典:釜山日報)


◎海水浴場

海雲台(ヘウンデ、해운대)・松亭(ソンジョン、송정)・広安里(クァンアルリ、광안리)・多大浦(タデポ、다대포)など釜山の海水浴場は、「Super Earthing(砂浜でのアーシング)」を楽しむのに最適な場所だ。

適度な日光を浴びながら、塩分を含む海水の中を裸足で歩くことで、各種ミネラルを取り入れ、免疫力を高めることができるのだ。また、波の音もストレスの緩和に役立つ。広安里・松亭・多大浦の各海水浴場などには、足の洗い場も整備されている。

 

■安全に裸足で歩くための注意点

裸足で歩く前に、簡単な準備運動で筋肉や関節をほぐし、歩く際は常に1〜2m先の地面を見て、ケガをする物がないか確認。そして、正しい姿勢で足を前にまっすぐ出し、できるだけゆっくりと歩く。道の外側や草むらには入らないようにし、傾斜のある坂を下る際には、必ず周囲の枝などをつかんで慎重に下りよう。

特に雨の日は滑りやすいため、坂道は歩かないように。また、足の裏に傷がつきやすいため、破傷風の予防接種を受けておくと安心だ。