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釜山観光、より楽しく快適にグレードアップ

今年上半期の釜山訪問の外国人観光客、昨年の2倍増

釜山市、グローバル観光ハブ都市推進…外国人に特化した観光インフラ造成


韓国を代表する観光都市・釜山広域市はさらに楽しみを増し、外国人に優しい「グローバル観光ハブ都市」を目指す。


今年上半期(1~6月)に釜山を訪問した外国人観光客数は計133万1444人。昨年(2023年)の外国人観光客訪問者数、約73万3600人に比べて約2倍と大幅に増加し、コロナ禍以前の2019年上半期の外国人観光客数(132万8000人)を超えた。国家別では台湾(22万5015人)、日本(21万8人)、中国(19万310人)、アメリカ(10万8664人)、フィリピン(6万8434人)の順だった。


釜山を訪問する外国人観光客数がコロナ禍から約5年という早い段階で回復した理由に、市のグローバル都市イメージの向上や観光コンテンツの育成、各外国語の案内板導入やビジット釜山パス拡大などインバウンド受容体制のスマート化、積極的な観光マーケティングなどがあげられる。


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△釜山広域市は釜山をより楽しく外国人に優しい「グローバル観光ハブ都市」にしようと、さまざまな施策を進めている(写真は釜山港で下船するクルーズ船の乗客) 写真提供:国際新聞


釜山は今年、グローバルスマートセンター指数(SCI)の世界スマート都市評価で世界14位、アジア3位を記録し、世界の住みよい都市アジア6位、ニューヨークタイムズで「世界の美しい海岸都市」として紹介され、昨年の人気急上昇旅行地TOP2にランクインなど、注目の観光都市として急浮上した。


釜山市はさらに魅力を高める方針で、7月に「第19回釜山未来革新会議」を開き、観光分野の発展案を提示。「海外観光客300万人時代、グローバル観光ハブ都市・釜山の跳躍」をビジョンに掲げ、5大戦略と15の課題を示した。5大戦略は△ハイエンド観光コンテンツ集中育成△グローバル都市観光先導都市の領域拡張△グローバル海洋観光都市の基盤構築△グローバル観光受容体制の確立△釜山型特殊目的観光(SIT)競争力の確保。


このために△グローバル文化観光都市△グローバルワーケーション都市△グローバル夜間観光都市△グローバルグルメ観光都市のまちづくりに力を入れる。さらに、△国連世界観光機関(UN Tourism)とのパートナーシップ強化△「観光サミット釜山」開催△グローバル観光振興機構(TPO)の革新およびポテンシャル強化などを推進する。


「グローバル海洋観光都市」の基盤構築にも着手し、△グローバル複合海洋レジャー観光都市△釜山型海洋観光コンテンツ△クルーズ観光活性化を推進。水陸両用ツアーバスや海上タクシーなど、新たな海上観光のインフラも本格的に導入する。


世界的水準の快適な観光環境づくりを目指し、「グローバル観光需要体制」確立のため、△世界的水準の観光インフラ構築△開放的で親しみやすい旅の環境づくり△デジタル観光環境の改善△外国人専用「ビジット釜山パス」と「釜山ペイ(BUSAN Pay)」の活性化-などを推進する。


朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長は「今後も世界中の人々に親しんでもらえるさまざまなコンテンツや旅行環境を整備し、釜山をグローバル観光ハブ都市としてステップアップさせていく」と話した。