釜山市、留学により良い都市を目指す
留学生誘致事業、専門組織発足…留学生の釜山地域就職サポートも
釜山広域市が留学生誘致のため組織を発足させ、本格的な運営に乗り出す。市は10月4日、「釜山型留学生誘致養成計画」に関する事業推進の方向性など、意見交換のため「釜山型留学生誘致支援専門組織(TF)会議」を開き、関係部署と協議した。市は留学生が釜山で就職できるよう、就職ビザ制度の改正や人材育成プログラムなどを推進。長期的には留学生誘致国家を多元化し、高度人材の誘致も計画している。
△写真は7月11日、釜山で開かれた韓米日グローバルリーダーシップ若年サミットの開幕式。
地域の大学と提携し、留学生の誘致や生活などワンストップ支援体系を構築するほか、市は外国人留学生の誘致や定住などのシステムを定着・活性化させ、引き続き各大学と対話の場を設ける。
市は3月、「第42回非常経済対策会議」で「留学に良い釜山、グローバルハブ都市への跳躍」というビジョンのもと、2028年までに▽外国人留学生3万人誘致▽留学生の理工学系比率30%に拡大▽就職・求職ビザへの転換率40%まで拡大の3つの目標を設定し、支援計画を明らかにしていた。
各国から留学生を迎えようと、アメリカのロサンゼルス(LA)や日本の大阪、中国の上海、青島(チンタオ)、ベトナムのホーチミンにある「釜山市海外貿易事務所」と連携を取る。日本やベトナムなど、現地で釜山の企業らと合同で留学説明会を開き、地域の大学と留学生を実質的にサポートする「釜山型留学生誘致奨学金(GBS)」を新設。今年は6人の優秀な留学生を選抜後、航空券や滞在費など1人あたり400万ウォン(約44万円)まで支援。今後は奨学金支援対象を拡大する。支援のための釜山型拠点センター「Study in Busanセンター 」(仮称)は来年以降、新設、運営する。