統合イベント「フェスティバルシウォル」…また来年!
BIFF、ロックフェス、グルメ、公演、展示…17の祭り、国際イベント同時開催
国内初の「統合イベント」で楽しさ、感動を届ける
「釜山に留学してよかったと思いました。映画祭やフェスティバルシウォルのイベントも見られて、すごく楽しかったし幸せでした。地元の友達に羨ましがられました」(イベントに参加した日本人留学生)
釜山広域市が韓国初の試みだった統合イベント「フェスティバルシウォル」で、市民や国内外の観光客など、多くの来場者に楽しさや感動、忘れられない思い出を届け、閉幕した。同イベントは10月1日から8日まで釜山全域で同時開催され、釜山国際映画祭(BIFF)や釜山国際ロックフェスティバル、釜山国際公演芸術マーケット、国際グルメ博覧会、FLYアジア起業エキスポなど、10月開催の映画、音楽、文化、グルメ、産業、技術の6分野17の個別イベントを一つにまとめ、来場者が複数のイベントを同時に楽しめるよう企画された。
△「フェスティバルシウォル」は盛況のうちに閉幕し、たくさんの感動と思い出を残した(写真はBEXCOの屋外広場で開かれたサイレントミュージック&パーティー)写真:権晟勲
釜山を訪れた国内外の観光客からも好反応で、映画祭が開かれた映画の殿堂やロックフェスティバルの会場・三楽(サムラク)生態公園、フェスティバルシウォルビレッジが造られた展示場・BEXCOの屋外広場など、釜山各地がイベントの熱気に包まれた。
映画の殿堂や海雲台(ヘウンデ)区一帯は映画祭やフェスティバルの熱気が加わり、観光にも活気をもたらした。釜山を訪問した映画関係者は、昼間映画の殿堂で関連イベントなどに出席し、日没後は海雲台で釜山の秋の夜を満喫するなどして、過ごした。韓国で最も歴史ある音楽祭「2024釜山国際ロックフェスティバル」が開かれた沙上(ササン)区三楽生態公園一帯も、ミュージシャンと観覧客が一堂に会して盛り上がり、美しい釜山の夜はロックの熱気に包まれ、歌声が響いた。
海雲台海水浴場ではK-POPやバラード、トロット(演歌)の公演が楽しめる「Kミュージックシーズングッドナイトコンサート」が開かれ、大型の屋外コンサート会場を彷彿とさせる場となった。BEXCOで開かれた「釜山国際グルメ博覧会」では韓国とイタリアの修好140周年を記念する特別館をはじめ、精進料理広報館、釜山グルメの調理法の広報など「グルメ都市・釜山」の飲食文化の真価を発揮した。
この他にも釜山国際公演芸術マーケットや釜山グローバルウェブトゥーンフェスティバル、FLYアジア起業エキスポ、韓・ASEANファッションウィークなど、それぞれのイベントが盛況だった。
釜山市は今年初開催のフェスティバルシウォルを通し、評価すべき点と課題を綿密に分析。来年はより充実した内容で開催を目指す。