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2025年釜山、市民が幸せを感じる『グローバルハブ都市』へ

2025年、釜山市は地域経済の活性化と市民生活の安定を重点課題とし、「市民幸福都市」と「グローバルハブ都市」にふさわしい革新力と都市競争力を高めていく。過去2年間、グローバルハブ都市の基盤構築に力を注いできた釜山市は今年、市民が実感できる成果の創出に全力を尽くす。


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△釜山市の今年の目標は「市民が幸せを感じる都市づくり」である。(写真は海雲台海水浴場で幸せなひとときを過ごす人々)写真:権晟勲(クォン・ソンフン、권성훈)


市民が幸せを感じる釜山


釜山市は、活力あふれるシニアライフのサポート、釜山モデルの包括的ケア、子育てしやすい環境の整備に力を注ぐ。特に「15分都市」のインフラ拡充のために、多様なコンテンツとプログラムの開発を通じて全世代が幸福を感じられる「15分都市プラットフォーム」を構築する。


低所得者層への基礎生活支援、障害者医療費支援の拡充、さらに障害者向けシティツアーバスを追加導入する。高齢者の基礎年金増額、「私たちの町のESGセンター」(環境保護や高齢者の雇用創出などを行っている施設)の拡充を通じて、安定的かつ活力のあるシニアライフのサポートを強化する。


子育てしやすい釜山を目指し、釜山モデルの産後ケア費用の支援を新たにスタートし、不妊治療を受ける夫婦や保育園の給食・間食費支援も拡大する。さらに、若者や新婚夫婦の住宅に関する不安を解消し、生涯にわたり釜山で安心して暮らせるよう、住宅支援を強化する。


「釜山小児病院の設立」、「公共深夜薬局の拡大」、「圏域応急医療センター」など、地域の必要不可欠な医療サービスを強化し、万全な安全管理体制を整備する。


その他に、「冬柏(トンベク、동백)パス」のさらなる普及により、市民の交通費負担を軽減し、需要応答型交通(DRT)システムである「タバラ(타바라)」を機張(キジャン、기장)地域だけでなく、江西(カンソ、강서)地域まで拡大する。


また、「スマートバスステーションの設置」など、公共交通の利用環境改善にも積極的に取り組む。さらに、持続可能なカーボンニュートラル都市の実現に向けて、「麦島(メクト、맥도)生態公園の湿地復元」と「萇山(チャンサン、장산)生態軸(ecological axis)の復元」の完了を目指す。


グローバル物流拠点への発展、インフラ拡充も


加徳島(カドクト、가덕도)新空港の2029年開港を円滑に推進し、釜山地域に拠点を置く航空会社の新規路線の開発支援によって、加徳島新空港の活性化基盤を整える。空港アクセスの整備などを通じて、トライポート(港湾·空港·鉄道)基盤によるグローバル物流拠点都市としての競争力と地位を確立する。


また、西釜山地域の古くからの工業地帯の再開発、食満(シンマン、식만)〜沙上(ササン、사상)の渋滞の解消、都市鉄道(地下鉄)の沙上~下端(ハダン、하단)線の新設など、都市をつなぐインフラの拡充に力を注ぐ。


さらに、北港第3段階の港湾再開発事業の基本構想を策定し、経済革新拠点の基盤を構築すると共に、マリーナ産業の発展を通じて、「海洋首都」としての地位を高める。加えて、地域特化産業であるブロックチェーン産業の活性化、アジアを代表するスタートアップ都市のインフラ拡充にも尽力する。このために、「ブロックチェーン特化協力地域」を地域産業と連携して発展させ「釜山技術創業投資院」を通じて技術スタートアップ(創業)を促進する。


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△昨年、釜山港はコンテナ取扱量で世界7位を記録し、地域経済をけん引している。


地域・市民経済の活力回復


地域経済の活性化と小規模事業場の経営安定、グローバルデジタル・新産業の育成に注力し、市民経済の回復を促進する。また、中小企業や小規模事業場の経営安定や低所得事業者の迅速な再建・再生を支援する新政策を推進し、流動性危機から中小企業と小規模事業場を守るための取り組みを強化する。


釜山コンサートホールの開館、オペラハウスの建設、世界水準の先進的な文化施設を充実させ、釜山市民が文化に親しみやすい環境づくりに努める。また、映画やゲームなど、コンテンツ企業の競争力強化のためのカスタマイズ型支援を拡大し、釜山コンテンツビズタウンや、西釜山映像メディアセンターの開館を通じて映像・コンテンツ産業の活性化を推進する。


市民が望む生活体育施設(日常的にスポーツを楽しむための施設やプログラム)の拡充に加え、釜山独自の生活体育大会を開催し、健康で楽しく過ごすための「生活体育 天国都市」を実現する。また、2025年全国体育大会が成功するよう、準備に万全を期す。


釜山市は、今年を外国人観光客「300万人時代」のスタートとする決意だ。そのため、20周年を迎える「釜山花火祭り」の高度化、昨年韓国で初めて開催された複合型の展示コンベンションイベント「フェスティバル シウォル(FESTIVAL SIWOL)」(※「シウォル、시월」は韓国語で10月を意味する。)をさらに充実させる。

また、グルメ、ワーケーション、夜間観光、医療・ウェルネス観光など、さまざまな分野の観光商品を開発し、BEXCO第3展示場の建設を通じて観光・MICE都市としての地位を確立する。