釜山市、グローバルスマートセンター指数で世界12位に急浮上
釜山を代表する、スマートシティに関する技術のテストベッド、海雲台(ヘウンデ 해운대)センタムシティ。
釜山市がグローバルスマート都市として世界に再び認められた。市はイギリスのコンサルティング専門機関、Z/Yen社が5月に発表した第11回「グローバルスマートセンター指数(The Smart Centres Index, SCI)」において世界の主要都市76のうち、12位にランクインした。
アジア・太平洋地域では第10回に続き、香港を抑え、シンガポールに次ぐ2位に。韓国内ではソウル(33位)を引き離して1位の座を守った。
釜山市がSCIのランキングに初めて登場したのは4年前の第3回目の評価(2021年6月)で62位。その後も、41位(第4回)→ 27位(第5回)→ 22位(第6回)→ 19位(第7回)→ 15位(第8回)→ 14位(第9回)→13位(第10回)→ 12位(第11回)と着実に順位を上げてきた。このような都市は世界を見渡しても釜山以外はない。
釜山市は現在、経済全般のスマート化・デジタル化を統括する「デジタル経済室(Digital Economy Office)」を中心に主力産業へのデジタル技術の導入を推進し、高付加価値化を図っている。また、AI・ビッグデータ・量子コンピューティング・ロボット・バイオなどの「デジタル革新技術」の育成を支援し、経済規模の拡大に取り組んでいる。
さらに、デジタル基盤のインフラの拡充のために地域ごとの「未来新産業革新クラスター」の構築・クラウド産業のエコシステムの整備・釜山人工知能実証センターの運営など、さまざまなデジタル産業に関する施策を推進しており、これらを通じ、今後もSCIでのランク上昇を目指す計画だ。