住みよい街・釜山、世界が注目
イギリスの経済分析機関、アジアで6番目の住みよい都市に「釜山」
子どもの住居、健康、教育など「児童の生活の質」韓国1位
△釜山広域市が「2024 世界の住みよい都市指数」でアジア6位、「2024 韓国児童の生活の質」で韓国1位に選ばれ、住みよい都市という評価を得ている(写真は多大浦夢の夕日噴水で水遊びをする子どもたち) 写真:権晟勲
釜山広域市が韓国やアジアの中でも住みよい都市という指標が次々と発表され、注目を集めている。最近発表された「2024 世界の住みよい都市指数(The Global Liveability Index 2024)」でアジア6位、「2024 韓国児童の生活の質」調査では韓国1位に選ばれ、住みよい街という評価を得ている。
釜山はイギリスの経済分析機関「エコノミストインテリジェンスユニット(Economist Inteligence Unit,EIU)」発表の「2024 世界の住みよい都市指数」で、昨年に続き2年連続でアジア6位を記録。この報告書では安定性や医療、文化・環境、教育、基盤施設の5分野を評価し、世界主要都市の生活事情を総合的に分析している。釜山は今年総合評価で昨年と同一の87点を記録し、順位をキープした。
釜山の住みよい環境には、子どもたちにとっても最適な条件が整っている。子ども支援専門の非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン」と、ソウル大学社会福祉研究所が発表した「2024 韓国児童の生活の質」の研究結果で、釜山は国内17自治体のうち、子どもの生活の質が最も高い地域に選ばれた。釜山は全項目で平均をはるかに上回る点数を記録し、総合指数は117.38点。特に健康や主観的な幸福感、子どもの社会性、教育、住居環境の項目で点数が高く、健康、子どもの社会性、住居環境面では、調査した全自治体のうち最も高い点数を記録した。
釜山市は2019年、地方自治体初のユニセフ児童親和都市の認定を受けて以来、子どもが幸せな環境づくりのため、さまざまな政策に取り組んできた。「子どもが幸せな都市・釜山」というビジョンのもと、児童の権利実現基盤の造成や安全と保護、健康と保健、遊びと余暇の4大分野64課題を選定し、精力的に推進中だ。
これら釜山の成果は、都市の全体的な生活水準や都市ブランド価値の向上、「子ども多目的文化施設・トゥルラックナルラック」の造成、「統合子育て政策」など、子どもに寄り添った政策の実施が反映された結果とみられる。