Skip Navigation

早い、安い、量もたっぷりでうまい!

冬の釜山グルメはやっぱりテジクッパで決まり!

[釜山の味] ①テジクッパ(豚肉クッパ)


地元グルメにはその土地の特性や歴史、文化が溶け込んださまざまなエピソードがある。釜山のグルメも例外ではない。ダイナミック釜山ではそれらのエピソードを紹介するため、2020年から「釜山の味」コーナーを1面に拡大。グルメにまつわる話を通して、釜山旅行をさらに楽しんでほしい。


「釜山の味」第1回目は、釜山市民のソウルフード「テジクッパ」。豚の骨からとったスープにゆでた豚肉とご飯を入れ、混ぜて食べる。スープの味は日本のとんこつラーメンに似ているとも言われる。


돼지국밥

-豚や牛などの骨を煮込んで作ったスープにゆで豚肉を入れて食べるテジクッパは、釜山市民のソウルフードだ(写真はテジクッパと一緒に出てくる基本のセット)。


テジクッパは朝、昼、晩、どの時間帯でも味わえるメニューだ。温かいスープに豚肉がたっぷりと入り、量も多い。5000ウォン~7000ウォン(約500~700円)と価格も手頃。よくゆで上がった豚肉にぐつぐつと煮立ったスープをかけ、あっという間にテーブルに運ばれてくる。調理が早く、客もさっと食べて出て行くので、店の回転率もよく、行列ができる人気店でも長時間待たされることはそれほどない。テジクッパの温かいスープは二日酔いにもよく効き、冬の寒い日に冷え切った体を温めるのに最適だ。専門店では大きな釜で24時間、スープを煮込んでいる光景もよく見られる。


テジクッパの由来には諸説あるが、6.25戦争(朝鮮戦争)中に安息の地を求めて転々としていた避難民が、簡単に手に入る豚のくず肉をゆでたのが始まりという説が最も有力だ。テジクッパは韓国南部の密陽(ミリャン)や釜山、大邱(テグ)地域でおのおのの調理法で発展した。現在のテジクッパはその三つの調理法が融合した形といえる。


地域別の特性について挙げると、密陽のテジクッパは煮込んだ牛骨でダシをとり、スープの色が濃いのが特徴だ。大邱は内臓など、豚のさまざまな部位がスープに入っている点が密陽や釜山とは異なる。釜山は豚骨のみを煮込むため、スープが白濁している。テジクッパは三つの地域の中でも、釜山で最も大衆に広まって人気を得たことで、釜山の名物料理となった。

混ぜる派 VS 別々派
人によって食べ方も千差万別


6면 - 수육-실비

-ゆで豚肉のスユク。


テジクッパは店や人によって食べ方が異なり、テジクッパを提供する方法にも少しずつ違いがある。最初からスープにご飯が入っている場合と、ご飯が別々に出てくる場合がある。ご飯が別で出てくるときは一度にご飯を全て入れず、半分先に入れた後で、残りのご飯を入れて食べてみよう。ご飯とスープの味をしっかりと味わうためのノウハウだ。


基本のおかずはシンプルなものが多い。生のタマネギとみそ、カクテキ(ダイコンのキムチ)、オキアミの塩辛、ニラが基本のセット。テジクッパの楽しみ方は人によって異なり、スープにニラやオキアミの塩辛、ご飯を入れ、混ぜて食べるのが最も一般的だ。店によってはスープに少量の麺を入れて食べるところもある。


「タデギ」と呼ばれる赤いタレも、店によって最初から入っている店と、好みの量を入れて食べられるようにテーブルに置かれている店とある。しょっぱい味が好きならスープにタデギを足して食べたり、カクテキの汁を入れて食べたりしてもおいしい。

通常、テジクッパの店では、テジクッパとスンデ(豚の腸詰め)クッパのほか、ゆで肉とスープ、ご飯が別々に出てくるスユクペッパンも提供する。店によっては、豚の内臓を入れたネジャンクッパを出す店もある。価格が高いのはスユクペッパンで、続いてスンデクッパ、ネジャンクッパ。テジクッパが最も安い。どのメニューも、豚骨で出したスープを使う点では同じだ。


スンデクッパは通常のテジクッパにスンデを入れたもの。スユクペッパンは豚肉をじっくりと煮込んで薄切りにした「スユク」と、肉なしのスープが出てくる。少し豪華に味わいたいときは、スユクペッパンがおすすめ。スユクペッパンは1人分1万ウォン(約1000円)前後。