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疲れきった体と心、釜山の絶景を眺めながら英気をチャージ

Enjoy Busan「釜山」どこまで知ってる? 

釜山観光公社認定「5大トレッキングコース」


新型コロナウイルス感染拡大が落ち着きを見せている韓国では、徐々に外出を伴う活動を再開し始めている。しかし、今でも人の集まる場所は感染の恐れがあるため、不要不急の外出を自粛している人は少なくない。釜山観光公社(以下公社)では、家で息苦しさを感じている市民や旅行に出かけるのをためらっている人に少しでも楽しんでもらおうと、人との接触を避けて「癒し」を感じられる、釜山のトレッキングコース5カ所を選定した。自然が美しく、散歩にも最適な道だ。コース周辺には夜景がきれいな場所や雰囲気のいいカフェ、映画のロケ地などがあり、トレッキングをしながら観光も楽しめる。

트래킹코스
 

■釜山のサントリーニ

  影島ヒンヨウル文化村


  釜山の島「影島(ヨンド)」は、景観の美しさで知られるギリシアのサントリーニ島になぞらえて、「釜山のサントリーニ」と呼ばれている。島の西側には絶壁があり、この絶壁に沿って広がる地域が「ヒンヨウル文化村」だ。ここは映画『弁護人』や『悪いやつら(原題:犯罪との戦争)』など、多くの韓国映画のロケ地でもある。


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-ヒンヨウル文化村の風景。(写真・文鎮優)


トレッキングコースはパンドボラアパートから絶影海岸散策路、ヒンヨウル海岸トンネル、ピアノ階段、ヒンヨウル文化村路へと続く約3.5kmの道のりで、大人の足でゆっくり歩くと1時間半ほどかかる。

スタート地点は「ヨンソン パンドボラアパート」前の「カフェマレン」から。店の前にある階段を降り、壁画が描かれた壁に沿って歩く道が「絶影海岸散策路」だ。散策路には、目に染みるような青色で波模様が描かれ、眼前の海ともあいまって爽やかな気持ちになる。素潜り漁にいそしむ海女の姿を見られることもある。灯台などが描かれた色鮮やかな壁画を横目に、海風を感じながら歩を進めると現れる海岸トンネルを通り抜け、さらに進むと虹色に塗られた「ピアノ階段」に到着。やや傾斜の厳しい道を上ると、ヒンヨウル文化村にたどり着く。


※ヒンヨウル文化村へのアクセス:都市鉄道1号線南浦(ナンポ)駅6番出口から徒歩1分ほど直進。「影島大橋」停留場から市内バス508、82、6番のいずれかに乗車し、「釜山保健高」の停留場で下車。


■海岸に沿ってゆったりと散歩

   松亭カルメッキル

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青沙浦タリットル展望台。(写真・海雲台区)


韓国を代表するリゾート地・海雲台(ヘウンデ)海水浴場。ここから海岸に沿って東方向に進むと、焼き貝で有名な入り江・青沙浦(チョンサポ)がある。さらに東方面にある松亭(ソンジョン)海水浴場まで散策路が整備されている。ここは釜山広域市が選定したトレッキングコース「カルメッキル」の1コース2区間に属している道だ。このコースのハイライトは、青いヘビが海岸から海に飛び出したような形の「青沙浦タリットル展望台」。海水面から約20mの高さに設置されており、全長72.5m、「頭」に当たる部分の幅は最大で11.5m、「胴」に当たる部分は最小で3m。「頭」の一部の床は透明で、海上を歩いているようなスリルが味わえる。入場料無料。年中無休で、開放時間は午前9時~午後6時。夏季の6~8月は午後8時まで開いている。このコースには海産物が評判の飲食店や雰囲気のいいカフェなど、散策に加えて楽しめる場所も数多くある。


※近くの名所:尾浦鉄路(現在工事中、6月中に再オープン予定)、タルマジコゲ(月見峠)、海月亭(ヘウォルジョン)、海雲台海水浴場など。


※青沙浦タリットル展望台へのアクセス:都市鉄道2号線長山駅1番出口を出て、ペクサン1次アパート前のバス停留場から海雲台2のマウルバスに乗車し、青沙浦停留場で下車。


■釜山の中心部を眼下に見下ろす

  荒嶺山烽燧台(展望台)


公社は釜山市で最も美しい夜景の名所の一つ「荒嶺山烽燧台(ファンニョンサンボンスデ)」も5大トレッキングコースに選んだ。烽燧台は日本ののろし台にあたる。釜山の中心部にある荒嶺山(海抜427m)の頂上にあるのろし台は、釜山市民の間で人気のデートコース。頂上の展望台に上ると、海雲台や広安里(クァンアルリ)、西面(ソミョン)、東莱(トンネ)まで、釜山の中心繁華街が一望できる。

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-荒嶺山の展望台休憩所の内部。(写真・文鎮優)


公社おすすめのトレッキングコースは中央教会~金蓮山(クムニョンサン)青少年修練院~展望台休憩所~烽燧台までの往復約8km。大人の足でゆっくり歩いて約3時間30分かかる。都市鉄道2号線金蓮山駅6番出口を出て、徒歩10分ほどの場所にある中央教会の隣の登山コースがスタート地点。登山コースに入るとすぐに生い茂った松林があり、昼間でも日差しを避けて歩けるのがポイントだ。上っていくと「金蓮山青少年修練院」がある。荒嶺山に連なる山が金蓮山(海抜415m)で、この山の中腹にある修練院は、青少年が天文観測などの野外活動を行う場所だ。


修練院を過ぎ、山道に沿って20分ほど歩くと頂上に到着。登頂後は荒嶺山の展望台休憩所に行ってみよう。休憩所の屋上は展望台で、下の階はカフェになっており、窓際に座ると海雲台から広安里方面の景色を見ながらゆったりと休める。


全部昇るのが難しい場合は、金蓮山駅からタクシーを利用して行く方法もある。ただし傾斜がきつく、通常の平地を走るよりタクシー代が割高になるので、ご注意を。


※アクセス(タクシー):都市鉄道2号線金蓮山駅からタクシーで10分ほど。 



■釜山市民の憩いの場、金井山 


釜山で最も高い山・金井山(クムジョンサン、801.5m)は、整備された登山コースがあり、市中心部からも近いので釜山市民にはおなじみの場所だ。


金井山には複数のコースがあり、登山路によって多彩な表情を持っている。どのルートにも楽しみはあるが、おすすめは梵魚寺(ポモサ)を出発し、金井山城北門を経由して姑堂峰(コボンダン)まで続くルートだ。スタート地点の梵魚寺は韓国を代表する仏教寺院で、美しい造形にため息がこぼれる。ゆっくり歩いて北門に到着すると、韓国版「万里の長城」と呼ばれる金井山城を横目に見ながらアップダウンの続く山道を越えて進む。山頂の姑堂峰へ続く最後の部分は息が上がるが、眼下に広がる釜山市の都心部は壮観。天気の良い日は登頂の記念写真を撮るのに行列ができるほどの人気がある。

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-金剛公園から乗るケーブルカー。


山登りに慣れていない場合は、金剛(クムガン)公園からケーブルカー(ロープウェイ)に乗ることもできる。ケーブルカーは全長1260mで、金井山の尾根(540m地点)まですぐに行ける。料金は中学生以上が往復9000ウォン(約780円)、4歳から小学生以下は往復6000ウォン(約520円)。


問い合わせ(金剛公園ケーブルカー):051-552-1762


※梵魚寺へのアクセス:都市鉄道1号線梵魚寺駅5、7番出口→循環バス90番を利用し、梵魚寺券売所の停留場で下車。そこから徒歩6分ほど。


※金剛公園ケーブルカーへのアクセス:都市鉄道1号線温泉場(オンチョンジャン)駅を下車。タクシーを利用し、金剛公園の入り口前で降りるのがおすすめ。 



■写真好きが集まるフォト展望台、長山


最後は海雲台の中心部と海が一望できる長山(チャンサン)コースだ。ここが最もにぎわうのが毎年秋に開催される釜山花火大会の時期。海雲台区から水営(スヨン)区一帯で観賞できる美しい花火の風景を写真に収めようと、写真同好会などのアマチュアカメラマンたちでごった返す。


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-長山トレッキングコースを歩いている市民。(写真・権晟勲)


この山は海抜634mと低めで、市民にとっては渓流遊びにいい山として親しまれている。大川(テチョン)公園から渓流に沿って登るこのコースは、マイナスイオンが豊富で森林浴気分を楽しめるので、多くの市民でにぎわっている。夏には渓流で水遊びを楽しむ家族連れでにぎわい、秋には多くの市民がススキの原に訪れる。今回紹介する5カ所の中で、最も歩く距離が長いコースだが、頂上までの道は整備されており、それほど苦労せずに踏破できる。


※大川公園へのアクセス:都市鉄道2号線長山駅12番出口を出て、大通りに沿って1.4kmほど直進する。徒歩約20分。