Skip Navigation

旧石器~近現代の釜山を今に伝える歴史の殿堂

釜山の歴史に出合う①釜山博物館


2019年10月に実施したダイナミック釜山の読者アンケート「自由意見欄」には、「釜山の歴史を紹介してほしい」「博物館のエピソードを紹介してほしい」との声が最も多く寄せられました。釜山広域市は歴史のある町で、まだ知られていない逸話や伝説などが市内のあちこちに残っています。本紙は読者の皆さんの意見を反映し、釜山の歴史紹介コーナー「釜山の歴史に出合う」を始めます。より充実した釜山旅行が楽しめるお役立ち情報として活用していただければ幸いです。

釜山は市内各地に遺跡や遺物などが残っており、旧石器時代から人々が住んでいたことが分かっている。歴史的な事件が起きた場所や遺跡が残る場所には、必ずと言っていいほど博物館がある。釜山市はこのような博物館を総括し、釜山の歴史を全体的に紹介する「釜山博物館」を同市南区のUN公園近くに設立した。


8-1 배경 사진(하늘 만들어주세요)-사진 문진우

-釜山博物館は、釜山の歴史を一度に見られる歴史ツアーの中心地。旧石器時代から現代まで時代別にさまざまな遺物などが観覧できる。日本人観光客のための解説サービスも充実している(写真は釜山博物館の全景)。写真:文鎭優


都市鉄道2号線の大淵(テヨン)駅の3番出口から「UN平和路」に沿って10分ほど歩くと、大きな五差路のロータリーがある。シボレー自動車整備所前の横断歩道を渡ると、駐車場と「釜山博物館」の看板が目に入る。ここが釜山の歴史を一度に観覧できる釜山博物館だ。門を通ると、石垣の道が続き、両側に建てられた石像が来館者を出迎える。毎年春には色鮮やかな花々も咲き誇る。


釜山の由来が一度にわかる博物館
文化財委員会指定国宝など2点含む
約4万点におよぶ遺物の数々を所蔵


釜山博物館は約2万7000㎡の敷地に二つの展示館が建つ。旧石器時代から高麗時代までを展示する東莱(トンネ)館と、朝鮮時代から近現代までを展示する釜山館だ。いずれも地上2階建てで、延べ床面積の合計は約1万2000㎡。メイン出入り口は東莱館で、裏口が釜山館となっている。東莱館には主に東莱地域で発掘および収集された旧石器~高麗時代の遺物を中心に展示。東莱という地名が使われ始めた757年当時、釜山の中心地が東莱地域だったことにちなんで名付けられた。一方、朝鮮時代から現在まで使われている「釜山」という地名から名を取った釜山館では、朝鮮時代から大韓帝国、近現代の資料などを紹介している。


東莱館1階には案内デスクや情報検索室、文献資料室などがあり、2階は旧石器~高麗時代の遺物が並ぶ常設展示室となっている。釜山館は1階に企画展示室や記念品販売コーナー併設のカフェテリア、2階に朝鮮時代から近現代までをたどる常設展示館がある。


現在所蔵している遺物は約4万点。釜山市民の協力を得て地道な遺物収集を続けており、所蔵数は年々増えている。代表的な所蔵品として、8世紀の統一新羅時代に作られたといわれる大韓民国国宝200号「金銅菩薩立像」などの国宝2点と、韓国の文化財庁長が指定する宝物の2点がある。


금동보살 입상

-釜山博物館を代表する所蔵物の国宝200号金銅菩薩立像。写真:文鎭優


茶道体験など楽しめるコーナーも満載
入場料無料・日本語案内も充実


多くの外国人が訪れるとあって、外国語サービスも充実している。東來館1階の案内デスクで申し込むと、日本語ができるスタッフが解説してくれる。ガイドなしで自由に観覧したければ、案内デスクで音声案内ガイド機を借りてみよう。ガイド機を持って展示物の前に立てば、日本語で展示物についての解説を聞くことができる。


同館では時期に合わせてさまざまな体験プログラムを運営している。日本人観光客におすすめのプログラムは、韓国のお茶文化について学べる「茶道体験」。事前予約が必要で、休館日の月曜日を除き、いつでも参加可能だ。体験時間の30分前までに館内でも申し込める。体験料は無料。問い合わせは051-610-7156まで。


博物館の観覧終了後は、目の前にある世界で唯一UN軍の墓地がある「UN記念公園」に足を延ばすのもいい。周辺の道がきれいに整備されており、花も咲いていて散歩にも最適だ。


○住所:釜山市南区UN平和路63(大淵洞)釜山博物館
○入場時間:火~木・日曜日…09:00~17:00
金・土曜日…09:00~20:00、月曜休館
○観覧料:無料
○問い合わせ:051-610-7111 / ホームページ(museum.busan.go.kr)