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海、山、森、温泉まで楽しめる韓国観光1番地「海雲台」

Enjoy Busan「釜山」どこまで知ってる? ①海雲台海水浴場一帯


2019年のダイナミック釜山読者アンケートで、多くの方々から「もっとたくさんの話題を紹介してほしい」との要望をいただきました。そのご意見に応え、ダイナミック釜山は新たな企画「釜山、どこまで行った?」を通じて釜山地域の観光地のエピソードやあまり知られていない楽しみ方、地元の人がおすすめする楽しみ方などを詳しくご紹介します。(編集担当者)


4-5면 메인 해운대해수욕장 사진-해운대구

-韓国最大級の海水浴場「海雲台海水浴場」は、季節を問わずいつでも楽しめる人気の観光地だ。毎年夏には1000万人を超える観光客が押し寄せ、砂祭りや海祭りなどの多彩なイベントが開催される(写真は海雲台海水浴場の全景)。写真提供:海雲台区


「海雲台(ヘウンデ)海水浴場」は、韓国人にとって特別な観光地だ。眺めのいい海や美しい砂浜、大型ホテルなどがあり、海水浴場前の横断歩道を渡ると買い物スポットやレストラン、市場などの商業施設がそろう。家族や友人、恋人同士で楽しい時間を過ごすのにぴったりの名所だ。


毎年夏になると、1千万人を越える観光客が押し寄せる。2019年の夏には約1099万人が訪れた。夏は海のレジャーを楽しむリゾート地として人気があるほか、その他の季節も多彩なイベントや祭りがめじろ押しだ。今月号では海雲台海水浴場にまつわるエピソードやさまざまな楽しみ方を紹介したい。


■なぜ「海雲台」なのか

「海雲台」という地名は、1000年ほど前の新羅時代の学者・崔致遠(チェ・チウォン)[857~?]が冬柏島(トンベクソム)南側の岩壁に刻んだ「海雲台」という文字に由来している。この学者が放浪生活を送る中、長くとどまったのが現在の冬柏島周辺。ここで見た海と雲の風景があまりにも印象的で、冬柏島にある岩に自身の雅号である「海雲」に、平らで広大な土地を意味する「台」を加えて海雲台という文字を刻んだ。刻んだ文字は今も冬柏島南側に位置する岩に残っている。


同海水浴場は、豊かな自然環境に囲まれている。海水浴場の入り口を基準に、左側にタルマジコゲ(月見峠)、目の前に南海(ナメ)の海、右側には冬柏島(森)があり、海や山、森が一ヵ所に集まる場所とも言える。温泉や高級観光ホテルなどの宿泊施設のほか、娯楽施設が立ち並ぶ韓国最大の観光地であり、リゾート地だ。


4-5-6 모래축제 모래성

-海雲台砂祭り。写真提供:海雲台区


都市鉄道2号線の海雲台駅3番か5番出口を出ると、海岸に続く「亀南路(クナムノ)」と呼ばれる道路がある。道路の両側にはレストランや居酒屋などが並び、約500m歩くと海水浴場の入り口にたどり着く。海に向かって左方向には尾浦(ミポ)やタルマジコゲ、右方向に行くとザ・ベイ101、ヌリマルAPECハウスがある冬柏島に続いている。


■夜景が美しい「冬柏島」


まずは冬柏島から紹介したい。海雲台海水浴場の入り口から西(海を正面に右側)に1kmほど歩くと、ウェスティン朝鮮ホテルがある。その裏手が「冬柏島」だ。元々は島だったが、長い年月を経て、陸続きになった。島にたくさんのツバキ(韓国語でトンベク)が咲いていたことから、冬柏島という名前がついた。ツバキは韓国の有名な演歌歌手・趙容弼(チョー・ヨンピル)の歌「釜山港へ帰れ」でも歌われている。


4-5-3 더베이101 마이클카제미

-ザ・ベイ101。海雲台海水浴場入り口から西方面に1kmほど。徒歩約15分。写真提供:Michael Kasemi


島内には釜山広域市が整備した散歩道と公園がある。「ザ・ベイ101」と「ヌリマルAPECハウス」2カ所の有名スポットと組み合わせながら、散策するのもいい。


ザ・ベイ101は、ヨットやカヤックなどが楽しめる海洋レジャー施設。湾の向かいにあるマリンシティと広安大橋(クァンアンテギョ)は日没後にライトアップされ、美しい景色が満喫できる夜景の名所となることもあり、海洋レジャーより夜景のために訪れる観光客がはるかに多い。ザ・ベイ101にはビール店やカフェ、アイスクリーム店、雑貨などを扱う記念品店、焼き肉店などが入っており、観光客が夜景を見ながら食事を楽しむ姿が見られる。



4-5-4 누리마루APEC하우스-부산시사진실

-ヌリマルAPECハウス。ザ・ベイ101から海方面に700mほど。徒歩約10分。


ザ・ベイ101を過ぎ、島の散歩道を歩いて行くと、右側に丸い天井が印象的な「ヌリマルAPECハウス」が見えてくる。韓国の伝統建造物「チョンジャ(あずまや)」をモチーフにした建物で、2005年の釜山APEC首脳会議開催にあわせて建設された。現在は観光地として一般にも公開されている。入場時間は午前9時から午後5時まで。


■カップルのデートコース「タルマジコゲ」

4-5-1 달맞이 언덕에서 바라본 해운대 풍경- 해운대구

-タルマジコゲ。海雲台海水浴場の入り口から1.8kmほど。徒歩約25分。タクシー移動がおすすめ(基本料金は3300ウォン《約330円》)。写真提供:海雲台区


ヌリマルAPECハウスを過ぎて海岸の散歩道を進むと、再びウェスティン朝鮮ホテルが見える。海雲台海水浴場入り口に戻り、次は海水浴場の東方向へ行ってみよう。一般住宅やコンビニ、レストランなどが入る複合商業ビル「エルシティ」の横を過ぎ、「尾浦五叉路」から公営駐車場方面に坂道を約1kmほど上ると、整備された散歩道に出る。ここからが「タルマジコゲ」だ。タルマジコゲでは、海雲台海水浴場の全景が一望できる。日没後は美しい夜景が見られ、日中は眺めのいい景色が印象的だ。

散歩道の両側には雰囲気のいいカフェやレストランが立ち並ぶため、多くのカップルがデートで足を運ぶ。散歩道に沿って桜の木が植えられており、4月は花見を楽しもうと多くの市民でにぎわう。

■四季折々の楽しさ満点


4-5-7 부산바다축제개막식-국제신문

-釜山海祭り。写真提供:新聞


海雲台海水浴場は、季節ごとにさまざまなイベントが行われる。春は海水浴場の砂浜を会場に、砂の彫刻を展示する「砂祭り」(6月)、夏は韓国最大の海祭りである「釜山海祭り」(8月)、秋は亀南路一帯でK-POPをテーマにした「ワンアジアフェスティバル」(10月)、冬は「光祭り」(11月~1月)や「ホッキョクグマ水泳祭り」(1月)が開催される。現在は海雲台光祭りの真っ最中だ。1月29日まで毎晩、海雲台海水浴場の砂浜と亀南路が光のイルミネーションで美しく照らされる。

■旅疲れの観光客は、温泉で癒やされよう


海雲台海水浴場は、温泉でも有名だ。新羅時代から知られていた場所で、当時は亀南温泉と呼ばれていた。亀南路は亀南温泉から取った名称だ。ここは新羅時代に女王が治療目的で訪れたといわれている。温泉好きな日本人がたびたび訪れ、リゾート地としての開発が進んだため、今では海雲台区庁を中心にベニキアホテルやソンド湯、パラダイスホテル、海雲温泉、海雲台温泉センター、ヒルスパなど多くの施設が営業している。


日本の「銭湯」が好みなら、「海雲台温泉センター」、チムジルバンなら「ヒルスパ」がおすすめ。海雲台温泉センターは8000ウォン(約800円)で入浴できる。ヒルスパは銭湯のみの利用が8000ウォン、銭湯とチムジルバンの両方を利用する場合は1万2000~1万5000ウォン(約1200~1500円)。平日と週末で価格が変わる。


4-5-5 해운대 바닷가 족욕탕-사진 문진우

-海雲台の無料足湯。海雲台海水浴場入り口から徒歩50mほど。写真提供:文鎭優


誰でも無料で利用できる足湯もある。海雲台海水浴場の入り口にある観光案内所横にある無料の足湯は、一度に最大80人が利用できる。営業時間は4~10月が午後1時から同6時まで、11~3月は正午から午後5時まで。火曜日と祝日は休みで、日曜日は利用可能。ただし、2月の1カ月間は運営していないのでご注意を。


※海雲台海水浴場へのアクセス:釜山都市鉄道2号線海雲台駅3、5番出口を出て、徒歩500mほど直進。