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BIE視察団「Busan is Good、エキスポ開催に必要な要素全て完備」

博覧会国際事務局の現地視察が終了…市民の熱意、テーマを高評価 


釜山広域市が、2030国際博覧会(ワールドエキスポ)開催都市選定のための博覧会国際事務局(BIE)の現地視察を無事に終えた。釜山は視察団から「エキスポを開催する上で必要なすべての要素を備えている」と高評価を得た。


BIEの視察団は4月2日に仁川(インチョン)空港から入国。4月7日までソウルや釜山を訪問し、現地視察を実施した。総論や主題、会場、PR計画、財政構想などをテーマに、計4回にわたるプレゼンテーション(PT)と現地訪問で、釜山のエキスポ準備状況と誘致への熱気などを慎重に視察。尹錫悅(ユン・ソンニョル)大統領や釜山市長、国会議長、その他政府関係者など各界の関係者とも対面した。4日間実施された釜山視察では乙淑島(ウルスクト)生態公園や博覧会開催予定地の北港、UN記念公園などを訪問したほか、地域の市民団体や大学生、新社会人などと対面し、エキスポ誘致への熱気を確認した。


BIEの視察団長は「我々を本当に温かく迎えてくれた。釜山市民の熱い歓迎に感動し、本当に素晴らしかった。韓国の大統領をはじめ、多くの官僚とも面会を果たせた。報告書にどのような内容を記載するかは公開できないが、釜山はエキスポに必要なすべての要素を備えていると確認できた」と、釜山の準備状況とエキスポ誘致への熱意を高く評価した。


2-1-20230404 BIE 실사단 부산 방문 시민 환영행사(부산역) 04
-釜山広域市が、2030国際博覧会(ワールドエキスポ)開催都市選定のための博覧会国際事務局(BIE)現地視察を無事に終えた(写真は4月4日、釜山駅一帯で開かれたBIE視察団の歓迎イベント)。


視察団はソウルと釜山で計4回、2030国際博覧会釜山誘致計画についての発表(PT)を聞き、現場を実際に見て回るなど慎重に準備状況をチェックした。視察結果は投票権を持った171のBIE加盟国に報告され、今年11月に実施予定の開催地選定に大きく影響するものとみられる。


2030国際博覧会開催に向けた釜山の挑戦はまだまだ続く。6月に開かれる第4回PT準備にも万全を期し、市民や観光客に向けてのPR活動も引き続き行う。PRのため、4月5日には釜山港国際旅客ターミナル5階の北港再開発広報館に「2030釜山国際博覧会広報映像館」を開館した。


同館では釜山の近代化過程を余すところなく盛り込むほか、北港の象徴的な意味を模型で立体的に表現し、「2030釜山国際博覧会」を想定して制作された映像も鑑賞できる。博覧会の開催予定地を表した大型ジオラマや、55インチOLEDのタッチ型広告パネルにPR映像を公開中。釜山港国際旅客ターミナルのハヌル庭園屋外デッキでは、北港の全景が一望できる。