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釜山市、15分都市・文化観光都市づくりに注力

2024年までに5つの生活圏にインフラを構築 


釜山広域市は2024年までに主な生活圏5カ所を選定し、各生活圏の特性に合わせたアクセス改善事業や連帯性強化事業、自然環境の再生などを推進する。これは今年、釜山市が都市計画実現のために掲げている6大目標のうちの一つ「私の力になる市民幸福都市」のために進めているプロジェクトだ。1カ所あたり300億ウォン(約30億6000万円)、合計1500億ウォン(約153億円)の予算を投入する。アクセス改善事業は、子どものための複合文化施設や運動施設、都心の散歩コース造成事業などが中心だ。


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▲釜山市役所にある子ども複合文化空間「トゥルラックナルラック」のパノラマ図。


今年7月に発足した釜山市政の都市計画は「釜山を未来へグリーンスマート都市釜山」だ。次の6項目は、市が都市ビジョン実現のために掲げた6大目標。


①私の力になる市民幸福都市 ②世界とともに歩むグローバルHUB都市 ③産官学(民間企業、行政、教育・研究機関)が主導するクリエイティブ金融都市 ④先進的なデジタル革新都市 ⑤環境に優しい技術でリードする低炭素グリーン都市 ⑥魅力ある文化観光都市


釜山市は「15分都市」の普及で、すべての市民にとって住みよいまちを目指す。15分都市とは、徒歩や公共交通手段で、15分以内に医療や教育、観光地など都市の基盤となる施設にアクセスできるようにする施策。空いている公共施設などを活用した子ども複合文化空間「トゥルラックナルラック」(300カ所)や、高齢者や中高年層の社会参加をサポートする「HA-HAセンター」(62カ所)など、市民の憩いの場を拡充する。


釜山を代表するトレッキングコース・カルメッキルと連携し、散歩道や緑地空間を造成し、15分都市を体感できるインフラを拡充する。歩行者天国を拡大し、安全で快適な環境を作る。


「安心、安全のためのシステム構築」は、迅速で体系的な防疫体制や災害対策のシステム整備、仕組みづくりや、社会的弱者の支援、生活環境の安心・安全ネットワークを強化する。予防中心の感染症対策の強化や、新型コロナウイルス感染症の再流行・新種の感染症の予防など、段階的な防疫対応の拡充に重点を置いて取り組む。災害予防と対応強化のため、気象庁や消防庁など災害関連機関の情報共有システム(ホットラインなど)の構築、有事・災害時のマニュアル改善、状況伝達システムの向上、災害予防事業などを推進する。


釜山市は魅力ある文化観光都市造成のため、△2030国際博覧会釜山誘致の広報 △運動場、体育館などの体育施設拡充 △世界最高水準の展示、公演会場など文化インフラの構築 △グローバル観光MICE事業などを推進する。