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- 11億人の卓球ファン、釜山に熱視線! 釜山世界卓球選手権大会、無事終了優勝は中国…日本女子卓球は銀メダル2月16日から25日まで、釜山広域市の展示場・BEXCO(べクスコ)で開催された「BNK釜山銀行 2024釜山世界卓球選手権大会」が、男子団体戦決勝を最後に10日間の熱戦に幕を下ろした。男女団体戦は前回に引き続き中国が優勝を果たし、男子準優勝はフランス、女子準優勝は日本の代表チームが飾った。韓国男子代表チームは銅メダルを獲得し、4回連続の銅メダルとなる快挙を成し遂げた。韓国女子チームもベスト8まで勝ち残り、2024年パリオリンピックの出場権を獲得した。今大会は韓国卓球100周年にもあたり、興行や運営、成績などあらゆる面で高い評価を得た。大会期間中の累計観戦客数は約3万人、入場料収益は11億ウォン(約1億2400万円)を超え、国内外の卓球ファンに卓球の魅力を存分にアピールした。特に韓国と中国の男子準決勝戦は、オンライン中継でアクセス数が4万件を超えるなど、大反響を呼んだ。大会の人気とともに、BEXCO周辺の百貨店の売り上げは昨年比で約600%上がり、周辺の宿泊施設は閑散期であるにも関わらず90%以上満室になるなど、釜山観光の活性化にも大きな役割を果たした。△2024釜山世界卓球選手権大会が無事終了した(写真は韓国代表のチョン・ジヒ選手がレシーブする様子を重ね撮りした写真)。写真提供:釜山日報釜山は当初2020年の大会を誘致していたが、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、延期、中止せざるを得なかった。2024年大会の再誘致を果たし、6年間の準備期間を経たことで、競技進行や安全管理など運営面で滞りなく進められた。場内の迫力ある映像や音楽などの華々しい演出は、選手、観客全員に感動を与えた。市内中心部・西面(ソミョン)のロッテホテルに設けられた選手食堂も、出場した47カ国の選手団から好評を得たほか、約900人に及ぶボランティアスタッフの活躍も光っていた。競技時間中、一度に数千人の観戦客が集まる状況でも目立った混雑もなく進行し、無事に大会を終了した。今大会のユ・スンミン組織委員長は「来年の開催予定地・カタールのドーハや2026年開催予定のイギリス・ロンドンの組織委員会からも、今大会の運営指針ガイドライン共有の要請があったほど、釜山大会はスムーズに行われた。今後韓国にキャンプで来ようとしている海外チームも多く、中高生や国家代表選手のキャンプまで出来るトレーニングセンターを造れるよう、急ピッチで準備を進めていきたい」と話した。
- 釜山在住の外国人に朗報!交通費の負担軽減するパス発行 釜山市、先払い式冬柏パス発売…月4万5000ウォン以上の使用額は冬柏銭で還元 釜山広域市が昨年8月から運営中で、韓国国内初の公共交通機関統合割引サービス「冬柏(トンベク)パス」の誰でも手軽に利用できる「先払い式冬柏パス」のサービスを開始する。これまでは後払い式交通カードの利用のみ可能で、利用代金は各銀行のカード決済日に引き落とされるシステムだったため、クレジットカードの発行が制限される中高生(満13歳~18歳)や外国人などは冬柏パスのサービスを受ける際、困難が生じていた。先払い式冬柏パスは、地域通貨「冬柏銭(トンベクチョン)」のチャージと交通カードのチャージ機能がどちらも可能なカードを発行し、交通カードとして利用できるようにしたもの。月の使用金額が4万5000ウォンを超えた場合、最大4万5000ウォンを冬柏銭としてキャッシュバックする。例えば交通費に1か月8万ウォンを使った場合、翌月、8万ウォンから4万5000ウォンを差し引いた超過分3万5000ウォンが冬柏銭として還元されるシステム。交通費に10万ウォンを使用した場合、限度額の4万5000ウォンに相当する冬柏銭のポイントを還元する。キャッシュバックされたポイントは、釜山地域の商店などで現金と同様に使うことができる。同パスは3月18日から発行され、ポイント還元は3月19日の使用分から適用される。カード発行や問い合わせなどは冬柏銭のアプリや釜山銀行の全支店で可能で、交通カードのチャージは都市鉄道(地下鉄)の各駅、コンビニなどでできる。カードの発行と利用は、満18歳以上の釜山市民であれば誰でも可能。中高生には大人より低額の公共交通利用料金を適用し、別途のポイント還元基準を設け、今年の下半期から利用可能にする。また外国人も冬柏パスで釜山の公共交通機関を利用できるよう、冬柏銭の英語版ホームページ(上記QRコード参照)などから情報を提供する。朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長は「先払い式冬柏パスは銀行口座の開設なしで、カードの発行のみで自由に使えるため、後払い式交通カードの発行が困難だった中高生や外国人でもサービスを利用できる。7月からは中高生向けの冬柏パスを試行し、国土交通部のKパスとも連動させ、すべての市民が冬柏パスのサービスを利用できる韓国で最も公共交通を利用しやすい都市になれるよう、努力していきたい」と話した。
- 釜山へグルメツアーに来ました! 釜山観光公社の2023観光客実態調査…釜山観光、目的は「グルメ探訪」 今年2月、釜山観光公社が発表した「2023釜山訪問観光客実態調査」によると、国内外から釜山広域市を訪れた多くの観光客が、釜山観光の目的に「グルメ」を挙げたことが分かった。韓国人の場合、観光目的の1位がグルメツアー(81.7%)、外国人はショッピング(78.6%)だった。観光客が釜山旅行で満足度の高かったカテゴリーは、グルメツアーに続いて自然景観の観賞、山・海辺・トゥルレキル(散歩道)トレッキングの順となった。主なショッピングスポットは市内商店街(37.5%)、伝統市場(34.3%)、百貨店(26.8%)の順で、品目はお茶やお菓子、アルコールなどの食料品(45.9%)が最も多く、衣類(33.3%)、お土産品(19.1%)の順だった。△釜山広域市を訪れた外国人観光客の観光の最大の目的は、グルメツアーであることが調査で分かった(写真は機張郡のレストランで海鮮鍋を食べている観光客)。回答者の訪問先は海雲台(ヘウンデ)海水浴場(63.4%)、広安里(クァンアルリ)海水浴場(43.2%)、国際市場(37.4%)、甘川(カムチョン)文化村(33.7%)の順となった。この調査は昨年7~12月に釜山を訪問した観光客のうち、計2000人(韓国人1000人、外国人1000人)を対象に行った。韓国人と外国人で回答を分けると、韓国人観光客は海雲台海水浴場、広安里海水浴場、国際市場、チャガルチ市場、センタムシティの順に訪問者が多く、外国人観光客は海雲台海水浴場、甘川文化村、チャガルチ市場、国際市場、広安里海水浴場の順に訪問者が多かったことが分かった。国内外を合わせた全般的な満足度は81.4ポイント(100点満点)で、韓国人は79.2ポイント、外国人は83.5ポイントとなった。また調査の結果、釜山に対するイメージは旅行前の78.6ポイントから旅行後には83.6ポイントになり、5.0ポイント上昇した。
釜山を楽しむ
- 市内中心を流れる川沿いに漂う、花とコーヒーの香り コーヒー都市・釜山 釜山の人気カフェツアー②温泉川カフェ通り旅行先では日常を忘れ、遠く離れた地域で現地の人との交流を深めたいもの。釜山広域市の春、多くの市民が訪れる春の名所は断然、温泉川(オンチョンチョン)の川沿い。温泉川は金井(クムジョン)区の金井山から始まり、水営江(スヨンガン)まで続く約15㎞の小さな川で、周辺には大型のアパート(高層マンション)団地や商店などが集まっており、都会のオアシスとも言える場所だ。毎年春になると、川に沿って春の花々が満開になる。この春釜山を訪れるなら、ぜひ一度立ち寄ってみてほしい。△桜が満開の温泉川市民公園。■市民の憩いの場温泉川市民公園 散歩、サイクリングなどがおすすめ釜山市は温泉川の都心区間を整備し、市民公園を造成した。温泉橋から安楽橋の間の約5㎞区間に、幅1.5m~2mの地道(土道)散策路3㎞、ウレタン散策路2.5㎞、幅2.5m~3mで長さ5.5㎞のサイクリングロードを設置。インラインスケート場やバスケットボールコート、足球(チョック)場、バトミントンコート、水遊び場、運動施設、お年寄り向けの休憩所、音楽噴水、水飲み場、飛び石橋、自然学習所なども完備されている。△桜が満開の温泉川市民公園。温泉川は川沿いにアパート団地が建ち並び、運動や散歩をする市民でにぎわう。最も美しいのは3月末から4月。広さ1万9800㎡の芝生や18種類の草花が植えられ、春になると黄色の菜の花や赤いツツジ、ピンク色の桜が同時に咲き乱れ、川沿い一帯を華やかに彩る。道を歩くだけでも心が穏やかになり、川土手の道路の両側に照明も設置されているため、昼夜いつでも散歩が楽しめる。所々にフォトスポットがあり、写真撮影にも最適だ。都市鉄道(地下鉄)1号線の東莱(トンネ)駅の高架下には東莱区運営の「温泉川自転車無料レンタル所」があり、自転車を借りて川沿いを走ることもできる。約70台の自転車が置かれており、パスポートなどの身分証明書を預ければ、無料で1日1回、2時間自転車のレンタルができる。運営時間は午前9時から午後5時30分まで。■春の花を満喫できる、個性豊かなカフェ・レストランがずらり都市鉄道東莱駅の南東、温泉川下流の蓮山橋~安楽橋区間の住宅街に造られた温泉川カフェ通りは、釜山を代表するカフェ・グルメ通りとして、釜山市民や観光客に親しまれており、20カ所以上のカフェや韓国料理店、洋食店、和食店などさまざまなレストランが立ち並んでいる。既存の建物を壊し、新しく建て直した場所もあれば、元々あった住宅をリフォームした店もあり、誰でも気軽に楽しめるスポットだ。※温泉川カフェ通りへのアクセス:東海線の安楽駅1番出口を出て左側に直進。駅駐車場の端からトゥランチェアパート方面に道を渡り、温泉川方面に歩いて約10分。△温泉川には照明も設置されているため、夜の散歩も可能だ。■温泉川カフェ通り内の人気カフェ△カフェ「ペフェ」の看板メニュー・マカロンとコーヒー。カフェ ペフェ(Café Pefe)温泉川カフェ通りのスタート地点近くにあるカフェ「ペフェ」は、マカロンがおいしい店。1階は青、2~3階は外装材を使用し、まるでヨーロッパの街中にあるカフェを思わせるようなデザインだ。人気の席はもちろん3階のテラス席(ルーフトップ)。目の前に桜が広がり、ここでは人混みを避けてゆったりと桜が鑑賞できる。メニューはアメリカーノ(コーヒー)とマカロン。マカロンの中でも甘じょっぱい「ソルティキャラメル」が看板メニューだ。チョコレートがたっぷりのった「ペペロシェ」マカロンも人気。〇住所:釜山市東莱区温泉川路431〇看板メニュー:アメリカーノ4500ウォン(約510円)、ソルティキャラメルマカロン2500ウォン(約280円)。〇営業時間:毎日午前11時~午後10時〇電話番号:0507-1443-1333 BUBAS温泉川店温泉川カフェ通りを代表するブランチカフェ。桜の咲いた温泉川の景色を見ながらピザやパスタ、チキン、サラダ、コーヒー、ビールなどが楽しめる。食事とお茶いずれも可能なため、家族での外食やデートコースとしても人気がある。天気のいい日には店内の窓を開けるため、暖かな春の日差しとそよ風を感じることもできる。窓側の席に座りたければ、少し早めに来店するのがおすすめ。〇住所:釜山市東莱区温泉川路457番ギル4〇看板メニュー:アメリカーノ4500ウォン、エッグベネディクト2人セット2万1500ウォン(約2430円)。〇営業時間:毎日午前10時~夜12時〇電話番号:0507-1361-2679 △デザートカフェ「ルッセ」のケーキ。デザートカフェ ルッセ(Lessai)温泉川カフェ通りの中ほどにあるデザートカフェ「ルッセ」も人気の店。白を基調とし、開放的な窓の外観が印象的で、温泉川沿いを歩く人々の注目の的にもなっている。特に人気なのが2階の窓側の席。ガラス越しに見える温泉川は、店の壁全面に動く絵画のように映し出される。暖かい日は屋外の席も人気だ。メインメニューはアメリカーノで、コーヒーと一緒にケーキを注文するのがおすすめ。ケーキは店内で手作りしており、ニンジンケーキやチョコレートケーキ、レモンチーズケーキなどさまざまな味のケーキが楽しめる。〇住所:釜山市東莱区温泉川路467-1〇看板メニュー:アメリカーノ4800ウォン(約540円)、ケーキ6700ウォン(約760円)から。〇営業時間:毎日午前11時~夜12時〇電話番号:051-527-2933
- コーヒー都市①機張の海辺カフェ カフェ?リゾート?カフェに寝転んで海を観賞最近、韓国旅行で日本人観光客の必須コースになっている「カフェ」。観光名所や景色の美しい場所におしゃれなカフェが続々とでき、景色を楽しみながら癒しを感じられ、写真スポットとしても人気だ。特に韓国を代表するコーヒー都市・釜山広域市には、至るところにおしゃれなカフェが点在する。「だから釜山」では、今号から3回にわたって釜山の人気カフェ通りを紹介する。初回は機張(キジャン)郡の海辺に立ち並ぶカフェだ。△ウェイブオンコーヒーの人気スポット・屋外のソファー席。写真・ 権晟勲■美しい機張の海辺にはコーヒーの香りが漂う釜山で最も長く、美しい海岸のある機張郡一帯は、一面に広がる青い海に奇岩絶壁、静かな海水浴場などがある自然豊かなエリア。周辺にはオシリア観光団地やホテル、ゴルフ場、テーマパークなどが並び、食べて、飲んで、楽しめるリゾート地として開発されている。海辺の道路を車で走ると、各要所や小さな町のあちこちに個性的なカフェがある。どのカフェも美しい海をのんびり鑑賞できるよう、洗練されたインテリアにゆったりとした座席、各種スイーツで、機張を訪れる人々の必須コースになっている。△ヘイドゥンの前にある海辺散策路。写真・ 権晟勲■ここがSNSの人気スポット!機張の海辺カフェ機張郡の海辺カフェで代表的なのが、Waveon Coffee(ウェイブオンコーヒー)とHayden(ヘイドゥン)の2カ所。コーヒー都市・釜山の中でも規模が大きく、どちらも数百人以上の客が一度に利用できる広さだ。海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)やロッテプレミアムアウトレットなどに立ち寄った観光客や買い物客の多くが足を延ばすスポットとして定着しつつある。ウェイブオンコーヒーは釜山の最も東側にある林浪(イムナン)海水浴場の近くにあり、機張海辺カフェの流行の発祥となった人気スポット。白い四角の箱を折り曲げたような外観に松の木と海が調和した、アートな雰囲気のあるカフェだ。ウェイブオンコーヒー最大のメリットは、大きな窓ごし一面に海が広がり、店内や屋上の席、海の目の前に見えるふかふかのソファー席など、店内どの席からでも海を眺められること。暖かくなってくると、屋外の席がベストスポットに。目の前に海が広がる外の席にはふかふかのクッションやソファーが置かれ、席に寝転んで海を見ることも可能なため、リゾート地に休暇を楽しみに来たような気分を味わえる。△ウェイブイオンコーヒーの看板メニュー・コーヒーとブルーベリーチーズケーキ。Waveon Coffee住所:機張郡長安邑ヘマジ路286 기장군 장안읍 해맞이로 286価格:アメリカーノ(ブラックコーヒー)が豆によって7500~8000ウォン(約830~890円)。電話番号:051-727-1660 もう一軒の大型カフェ「ヘイドゥン」は、水産科学研究所の南側にある。同店も3階建てのモダンな造りで、1階で注文を受け、2、3階、屋上の席に座るシステムだ。特に目を引くのは、1階のスイーツコーナー。種類豊富なパンやケーキなどが食欲をそそる。カフェの片側が海方向を向いており、どこに座っても美しい眺めが一望できる。カフェの前には白く波打つ海岸が広がり、波の音を聞きながら散歩したり、テラスで海を眺めながらスイーツに舌鼓を打ったりと、色々な楽しみ方ができる。Hayden住所:機張郡イグァン邑ムンオソンギル22 기장군 이광읍 문오성길22価格:アメリカーノ5500ウォン(約610円)、カフェラテ6000ウォン(約660円)。電話番号:051-728-4717 ■海を眺めながらコーヒー、パンを楽しむベーカリーカフェ△チラムサゲで販売中のパン。写真・ 権晟勲韓国のカフェではスイーツが欠かせない。先ほど紹介したカフェにもおいしいスイーツは数多く売られているが、最近機張一帯で特に注目を集めるのが、塩パンで話題のカフェ「七岩四季(チラムサゲ)」と、甘いイチゴショートケーキが人気の「LIFE LIKE(ライフライク)」だ。チラムサゲは、ヘイドゥンから北方向に2㎞ほど離れた七岩港(チラマン)の一角にある。同店は3階建てで、韓国政府が公認した国内15人のパンの名匠(職人)のうちの一人「李興龍(イ・フンヨン)」さんが開発したパンが食べられる。チラムサゲの看板メニューは塩パンで、最近は塩味をベースにしたベーグルも人気を集めている。職人のパンをコーヒー、機張の海の眺めと一緒に楽しめるという3つの要素が加わり、同店は釜山で最も人気のカフェとなっている。△チラムサゲの看板メニュー・塩パンとアインシュペナー。七岩四季住所:機張郡日光邑七岩1ギル7-10 기장군 일광읍 칠암1길 7-10価格:アメリカーノ5700ウォン(約630円)。塩パン2個4000ウォン(約440円)。電話番号:0507-1318-4900 旬の果物で作ったケーキが有名な「ライフライク」は、ヘイドゥンから約800m離れた冬柏港(トンベッカン)の近くにあるこじんまりとしたカフェ。ケーキの中でも特に、スポンジケーキの上にクリーム、イチゴを交互に重ね、再度スポンジケーキをのせて生クリームとイチゴでデコレートしたイチゴショートケーキが人気。コーヒーとイチゴショートケーキという誰からも愛される組み合わせに、一切れずつ売られているため、テイクアウトにもぴったりのサイズだ。△ライフライクの看板メニュー・イチゴショートケーキとカフェラテ。写真・ skdlcm2003LIFE LIKE住所:機張郡日光邑日光路524 1階 기장군 일광읍 일광로 524 1층価格:アメリカーノ4500ウォン(約500円)。フルーツケーキ8500~1万ウォン(約940~1110円)。電話番号:0507-1441-9295 観光都市・釜山は、2024年「コーヒー都市」の魅力を満喫できる個性的なカフェと、コーヒーを使ったさまざまなコンテンツで観光客を迎える。今年釜山旅行に来たら、人気カフェに足を運んでみよう。SNS用の記念写真撮影もお忘れなく。
- 秘密の扉越しに広がる釜山の過去 ワイドアングルで見る釜山-釜山近現代歴史館△韓国銀行釜山本部の建物を改造した釜山近現代歴史館。金庫があった地下は美術館になった。写真・権晟勲龍頭山公園近くに歴史館オープン美術館・カフェ・お土産品店など完備南浦洞を訪れる観光客も注目釜山観光のシンボル・龍頭山(ヨンドゥサン)公園近くに新スポット「釜山近現代歴史館」がオープンした。公園北側の龍頭山公営駐車場入り口前にあり、独特な雰囲気のカフェや監獄を思わせる異色の美術館を見ようと、連日観光客が絶えない。建物は旧韓国銀行の釜山本部。釜山広域市は1月3日、中区大廳(テチョン)路の釜山近現代歴史館本館1階のロビーで「釜山近現代歴史館開館式」を一般公開した。入場料は無料。同歴史館は本館と別館に分かれており、本館の全体面積は約9077㎡、地下1階・地上6階。釜山市が2015年に旧韓国銀行釜山本部のビルを買い取り、歴史・文化・観光の要素を持ち合わせた博物館として、改装した。歴史館の2~4階は展示室で、1階「文化空間」にはカフェやお土産店などの各種店舗が並ぶ。△釜山近現代歴史館1階のカフェ。ゴールドバーチーズケーキなど、個性的なスイーツを販売している。写真・権晟勲カフェ「CASA BUSANO」では韓国銀行だった点を生かし、金箔でラッピングされた「ゴールドバーチーズケーキ」や「ゴールドバー胡桃クッキー」など、個性豊かなスイーツを販売している。韓国銀行釜山本部の金庫があった地下1階は「金庫美術館」に変わった。ここは金庫を保管していた空間をそのままに、厳重な鉄格子や分厚い壁、金庫門の跡が残っており、空いた空間には各種美術作品が飾られている。本館の開館を記念し、2月26日まで金庫美術館で「最も近く最も密やかな歴史」をテーマに、近現代文化と生活アートの展示会を開催中。2階の企画展示室では野球都市・釜山に関連した特別展示を3月17日まで開催し、3階の常設展示室では韓国初の開港都市・釜山の近代の様子を展示している。4階常設展示室では6・25戦争(朝鮮戦争)当時の様子や1960~70年代の輸出産業前進基地の様子、造船産業の発祥地、4・19革命と釜馬民主抗争に代表される民主化運動など、釜山の現代史に触れることができる。△近代釜山の生活風景を再現したジオラマ。 写真・権晟勲別館は本館の正門向かいにあり、元は東洋拓殖株式会社釜山支店として建てられたビルだった。その後釜山アメリカ文化院として使われ、現在の姿になった。別館全体は図書館のような仕様となっており、1階で本を選び、2階で読めるようになっている。2階の一角には別館の変遷が見られる展示もある。今年釜山の龍頭山公園を訪れた際には、釜山近現代歴史館に立ち寄ってみてはいかが。釜山近現代歴史館〇住所:中区大廳路112〇入場料:無料〇入場時間:午前9時~午後5時。カフェは午後9時まで。〇休館日:毎週月曜日
フード
- 春の香り豊かなナムルをコチュジャン、肉と混ぜ合わせよう! 面釜山の味 ビビンパ春が近づけば近づくほど、暖かな日差しに体が馴染もうとするため、淡白かつ食欲を刺激する食べ物が欲しくなる。体の生理的な機能調節にはビタミンや無機質が多く含まれた食品に効果があり、春が旬のスプラウトなどを使ったナムル(和え物)料理が良い。韓国を代表する料理「ビビンパ」はこれらナムルをたくさん食べられるメニューで、ナムルとコチュジャン、肉を一つの器に入れ、混ぜて食べる料理だ。ビビンパは店によって使う食材や組み合わせも異なる。ナムルは旬に合わせて種類を変え、食感や旨味をプラスしたメインの食材も種類豊富だ。最もオーソドックスなのは目玉焼き。牛肉のプルコギを入れる店もあれば、ユッケを入れて食感を出す店、旬の魚を刺し身にして入れたり、貝類を入れたりする店もある。好みに合った具材を使う店を探し、チャレンジしてみるのもおもしろい。ビビンパは食べる人の好みによって味を変えられる。刺激的な味が好みなら、基本で出てくるコチュジャンやテンジャン(韓国味噌)などのヤンニョム(タレ)を多めに入れ、薄味が好みの場合はヤンニョムを減らせばいい。苦手な食材がある時は、器から取り出してもいい。食材本来の味を楽しみたければ完全に混ぜ合わせず、一部を少しずつ混ぜてから食べてもいいが、韓国人のように食べたければ、一緒に出されるテンジャンチゲ(韓国式味噌汁)をスプーンで数杯入れ、しっかりと混ぜ合わせて食べるのがおすすめ。△ユッケビビンパ ■さまざまな食材を使った個性的なビビンパほとんどの韓定食の店でビビンパを注文できるため、釜山にもビビンパを食べられる店は多い。その中でも、個性的なビビンパ専門店をいくつか紹介したい。伝統ビビンパ トルソッパッチッ最も伝統的なビビンパを味わえる南浦洞(ナンポドン)の店。韓国の80年代の雰囲気が残る南浦洞でも、40年以上営業を続ける店で、コスパのいい人気店だ。トルソッパッ(釜飯)の上に目玉焼きがのった器とナムルがたっぷり入った器、テンジャンチゲもついてくる。釜のご飯と目玉焼きを取り出してナムルの器に移し、コチュジャンを入れてしっかり混ぜ合わせてから食べてみよう。クラシックなビビンパを楽しみたければ、ぜひ一度お試しを。〇住所:釜山市中区光復路37番ギル〇メニュー:トルソッテンジャンチゲ+ビビンパ8000ウォン(約900円)〇電話番号:051-246-3888 ユッケビビンパ モントゥル都市鉄道(地下鉄)1号線明倫(ミョンニュン)駅のロッテ百貨店裏手にある焼き牛肉の専門店「モントゥル」は、ユッケビビンパで有名。ビビンパとワカメスープ、豆もやし、ヤンニョムケジャン(ワタリガニのタレ漬け)がセットで出てくる。大き目の器にユッケ、大根のナムル、薄切りの海苔が盛られ、そこに白ご飯と赤いヤンニョムを入れ、よく混ぜて食べる。価格は少々高めだが、種類豊富なおかずにカンジャンケジャン(ワタリガニのしょう油漬け)も食べられるため、惜しくないと評判だ。〇住所:釜山市東莱区中央大路1381番ギル33〇メニュー:ユッケビビンパ1万3000ウォン(約1470円)〇電話番号:051-556-5999 コマッビビンパ パルッシクタン貝類のコマッ(ハイガイ)も春が旬。機張(キジャン)郡日光(イルグァン)邑にあるパルッシクタンは、最近釜山で最も人気のハイガイ専門店。看板メニューはコマッビビンパやユッチョン(牛肉チヂミ)などを一皿で味わえる「コマッユッチョンテパン」。特製ソースを和えたコマッビビンパと一緒に味わうユッチョンは、目も舌も満足させてくれること間違いなし。1日平均1000人以上が来店するほど人気のため、並ぶ覚悟で行ってみよう。〇住所:釜山市機張郡日光邑ムンオソンギル61〇メニュー:コマッユッチョンテパン3万7000ウォン(2~3人分、約4180円)〇電話番号:070-8845-7277
- 韓国人が新年に必ず食べるトックッ 釜山の味 旧正月料理柔らかい餅に濃厚な牛骨スープがおいしい「トックッ」韓国は2月9日から、陰暦1月1日を祝う代表的な名節「ソルラル」の4連休だ。ソルラル当日の朝、韓国人は家族で集まり、温かい餅のスープ「トックッ」を食べる。各種チヂミやナムル、焼き物など家庭によってメニューは異なるが、どの家庭でも絶対に欠かせないのがトックッ。長寿と金運を願うソルラルの代表料理△韓国人が旧正月に必ず食べるトックッ。錦糸玉子や肉そぼろ、刻んだ海苔などさまざまな具材をトッピングする。トックッは米で作った長い「カレトッ(棒状の餅)」を葉銭(ヨプチョン、朝鮮時代の銅銭)のように丸形に薄くスライスして煮込んだもの。牛骨スープを塩で味付けし、スライスした餅を入れてよく煮込む。その上に玉子やネギ、海苔を細切りにしてのせ、さらに塩・しょう油などで味付けした牛肉をミンチ状にして沿える。なぜ新年にトックッを食べるのか。トックッには新年への願いが込められており、丸く長いカレトッはその形のごとく、順風満帆に長い人生を生きることを意味する。トックッに入る細切りの餅は銅銭を連想させ、今年は金運にも恵まれてほしいという意味が込められている。新年になると各家庭の年長者は食卓を囲み、子どもたちに徳談(トクタム)と呼ばれるお祝いの言葉をかける。この時、度々子どもたちに「トックッを何杯食べたのか」という質問を投げかけるが、ここでは「生まれてから今まで、トックッを食べた回数が年齢」という意味だ。これに因んで「トックッを食べると1歳年を取る」という言葉が生まれた。餅の代わりに餃子を入れることも地域、家庭によって異なるトックッ トックッの調理法は、地域や家庭によって少しずつ異なる。主な材料のカレトッを薄切りにして入れるのが一般的だが、北朝鮮や江原道(カンウォンド)では餅の代わりにマンドゥ(韓国式餃子)を入れたり、マンドゥと餅を両方入れたりする場合もある。全羅北道(チョルラプット)では、豆腐をトックッに入れることもある。牛肉の代わりに他の材料を入れる場合もある。海が近い慶尚南道(キョンサンナムド)では牡蠣を入れたり、味付けされた牛肉の代わりに塩で味付けし、煮詰めて細かく刻んだ鶏肉を入れたりする場合もある。ミンチ状ではなく牛肉を薄く細切りにし、しょう油で味付けしたチャンジョリム(牛肉のしょう油煮込み)を入れたり、全羅南道(チョルラナムド)では牛肉の代わりにキジの肉を入れたりすることもある。スープは牛肉や牛骨スープを使うのが一般的だが、鶏肉やカタクチイワシ、フグ、牡蠣から出汁を取ることもある。釜山地域のトックッ人気店釜山市役所の向かい「チョングクス」釜山市の公務員が選ぶ、代表的なトックッの人気店。平日のランチ、ディナータイムには必ず行列ができるほど、多くの人が訪れる。店名でもわかるように麺の専門店として開業したが、濃厚なスープの牛肉トックッが人気となり、今では看板メニューとして親しまれている。ククス、ビビンタンミョン(混ぜ春雨)も人気。〇住所:釜山鎮区中央大路990番ギル7 부산진구 중앙대로 990번길 7〇メニュー:牛肉トックッ8000ウォン(約890円)〇営業時間:月~金曜日午前8時30分~午後8時、土曜日午前8時30分~午後3時、日曜日定休日。 イガネソルロンタン海雲台(ヘウンデ)地域の住民に愛される、ソルロンタン・コムタンの専門店。トックッのベースは牛骨スープのため、牛骨を長時間煮込んで作るソルロンタン専門店のトックッは格別だ。注文すると、黒の石鍋にぐつぐつ煮え立ったトックッが出される。太めの牛肉は柔らかく、餅は噛み応えがある。〇住所:海雲台区佑洞3路19 해운대구 우동3로 19〇メニュー:韓牛牛骨トックッ1万2000ウォン(約1330円)、ソルロンタン9000ウォン(約1000円)〇営業時間:午前8時30分~午後9時、土曜日定休日。
- 「スープおかわり!」VIPもとりこの釜山オムク 最近、釜山広域市では突然のオムク(練り物)ブームが起きている。韓国の尹錫悅(ユン・ソンニョル)大統領やサムソン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長をはじめ、大手企業の代表が2023年12月6日、釜山の伝統市場で釜山オムクをおいしそうにほお張る姿がテレビで放映され、釜山オムクへの関心が一気に高まった。李会長がオムクを食べた後、店の主人にスープのおかわりを頼む様子がオンライン上で話題となり、市場の名物として定着している。△VIPが食べて注目を集めた、富平カントン市場内の「チャンウソン釜山オムク本店」。 大統領の食卓に並んだ高級オムクVIPがオムクを食べた場所は、富平(プピョン)カントン市場内の「チャンウソン釜山オムク本店」。同市場で夜市が開かれる区間(第2アーケード)の入り口から2区画過ぎ、右方向(第4アーケード)にある。この区間はオムク専門店だけでも9カ所あり、各種食品、加工食品を売る通りだ。同店では「李会長が食べた場所」という区間を作り、店内の大型テレビ画面で財界の関係者がオムクを食べる姿を流している。これらのPR効果もあり、同店には絶えず客が訪れる。店の従業員7人はオムクの箱詰めやデリバリー用のメニュー準備に余念がなく、専用の箱が50箱以上準備されるほどの盛況ぶりだ。通りがかりの人に、ここがSNSで話題のオムク専門店なのかと聞かれることも。同店は第4アーケードの左側から6番目にあり、「プレミアムオムク」を公言している。オムクの質は魚肉と小麦粉の割合によって変わるが、チャンウソンのオムクは魚肉の割合が90%を超える。魚肉の割合が高いため、スーパーなどで売られているオムクより遥かに淡白で、食べ応えがある。店の代表を務めるソン・ジャンウさんは、プレミアムオムクを目指し、高級化を進めてきたという。従業員によると、品質の良さを認められ、歴代大統領の食卓にもたびたび上がるそうだ。 △有名ブランドオムク「サムジンオムク」のオムクコロッケ。「プレミアム」と銘打つだけあり、一般のオムクより価格は遥かに高い。さまざまな形のオムクが入っている詰め合わせ(モドゥムオムク)は1.1㎏2万4500ウォン(約2680円)。大手企業が販売するオムクは1㎏が4000~5000ウォン(約440~550円)程度のため、かなり差がある。しかし本店では自分が欲しいオムクだけを選んで買えるため、手頃な値段でプレミアムオムクが楽しめる。店の一角では串オムクが煮込まれている。食べたい分だけ取って食べ、食べた串の数で支払いするシステムだ。串オムクは種類に関わらず、1個1500ウォン(約160円)。李会長がおかわりを頼んだスープは、店頭販売のオムクを買うか、串オムクを注文すれば好きなだけ飲める。・チャンウソン釜山オムク本店〇住所:中区中区路43番ギル19-1〇営業時間:午前9時30分~午後6時30分カントン市場でグルメツアーをしようオムク通りには、釜山を代表するオムクブランドが集まっている。オムクコロッケなど、オムクを使った新しいメニューを売り出す「サムジンオムク」「コレサオムク」「ミドオムク」をはじめ、チャンウソンオムクに引けを取らないプレミアムオムクの店がいくつもある。複数の店で少しずつテイクアウトし、ホテルで温めて食べてみよう。釜山を代表するオムクの食感、味を比較してみるのもおもしろい。富平カントン市場内の人気店「イガネトッポッキ」や、第2アーケードで毎晩オープンし、数十カ所の屋台で一風変わったメニューが食べられる「富平カントン夜市場」など、おいしく楽しい場所が盛りだくさんだ。この冬、釜山に来たらカントン市場でグルメツアーにチャレンジしてみよう。 △富平カントン市場の人気粉食店「イガネトッポッキ」のトッポッキ。