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春の香り豊かなナムルをコチュジャン、肉と混ぜ合わせよう!

面釜山の味 ビビンパ


春が近づけば近づくほど、暖かな日差しに体が馴染もうとするため、淡白かつ食欲を刺激する食べ物が欲しくなる。体の生理的な機能調節にはビタミンや無機質が多く含まれた食品に効果があり、春が旬のスプラウトなどを使ったナムル(和え物)料理が良い。韓国を代表する料理「ビビンパ」はこれらナムルをたくさん食べられるメニューで、ナムルとコチュジャン、肉を一つの器に入れ、混ぜて食べる料理だ。


ビビンパは店によって使う食材や組み合わせも異なる。ナムルは旬に合わせて種類を変え、食感や旨味をプラスしたメインの食材も種類豊富だ。最もオーソドックスなのは目玉焼き。牛肉のプルコギを入れる店もあれば、ユッケを入れて食感を出す店、旬の魚を刺し身にして入れたり、貝類を入れたりする店もある。好みに合った具材を使う店を探し、チャレンジしてみるのもおもしろい。


ビビンパは食べる人の好みによって味を変えられる。刺激的な味が好みなら、基本で出てくるコチュジャンやテンジャン(韓国味噌)などのヤンニョム(タレ)を多めに入れ、薄味が好みの場合はヤンニョムを減らせばいい。苦手な食材がある時は、器から取り出してもいい。食材本来の味を楽しみたければ完全に混ぜ合わせず、一部を少しずつ混ぜてから食べてもいいが、韓国人のように食べたければ、一緒に出されるテンジャンチゲ(韓国式味噌汁)をスプーンで数杯入れ、しっかりと混ぜ合わせて食べるのがおすすめ。


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△ユッケビビンパ
 

■さまざまな食材を使った個性的なビビンパ

ほとんどの韓定食の店でビビンパを注文できるため、釜山にもビビンパを食べられる店は多い。その中でも、個性的なビビンパ専門店をいくつか紹介したい。


伝統ビビンパ トルソッパッチッ

最も伝統的なビビンパを味わえる南浦洞(ナンポドン)の店。韓国の80年代の雰囲気が残る南浦洞でも、40年以上営業を続ける店で、コスパのいい人気店だ。トルソッパッ(釜飯)の上に目玉焼きがのった器とナムルがたっぷり入った器、テンジャンチゲもついてくる。釜のご飯と目玉焼きを取り出してナムルの器に移し、コチュジャンを入れてしっかり混ぜ合わせてから食べてみよう。クラシックなビビンパを楽しみたければ、ぜひ一度お試しを。


〇住所:釜山市中区光復路37番ギル

〇メニュー:トルソッテンジャンチゲ+ビビンパ8000ウォン(約900円)

〇電話番号:051-246-3888  


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ユッケビビンパ モントゥル

都市鉄道(地下鉄)1号線明倫(ミョンニュン)駅のロッテ百貨店裏手にある焼き牛肉の専門店「モントゥル」は、ユッケビビンパで有名。ビビンパとワカメスープ、豆もやし、ヤンニョムケジャン(ワタリガニのタレ漬け)がセットで出てくる。大き目の器にユッケ、大根のナムル、薄切りの海苔が盛られ、そこに白ご飯と赤いヤンニョムを入れ、よく混ぜて食べる。価格は少々高めだが、種類豊富なおかずにカンジャンケジャン(ワタリガニのしょう油漬け)も食べられるため、惜しくないと評判だ。


〇住所:釜山市東莱区中央大路1381番ギル33

〇メニュー:ユッケビビンパ1万3000ウォン(約1470円)

〇電話番号:051-556-5999  


コマッビビンパ パルッシクタン

貝類のコマッ(ハイガイ)も春が旬。機張(キジャン)郡日光(イルグァン)邑にあるパルッシクタンは、最近釜山で最も人気のハイガイ専門店。看板メニューはコマッビビンパやユッチョン(牛肉チヂミ)などを一皿で味わえる「コマッユッチョンテパン」。特製ソースを和えたコマッビビンパと一緒に味わうユッチョンは、目も舌も満足させてくれること間違いなし。1日平均1000人以上が来店するほど人気のため、並ぶ覚悟で行ってみよう。


〇住所:釜山市機張郡日光邑ムンオソンギル61

〇メニュー:コマッユッチョンテパン3万7000ウォン(2~3人分、約4180円)

〇電話番号:070-8845-7277