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釜山の中心地「西面」訪れた人が検索した店は

鴨プルコギ、牛肉…年末の忘年会にも最適 


東京には渋谷、大阪には梅田があるように、釜山広域市には「西面(ソミョン)」がある。都市鉄道(地下鉄)1号線と2号線が行き来する交通の中心地であり、釜山最大の学習塾、予備校の密集地でもあるため、若者が多く集まる。釜山で最も人の往来が盛んで、名実ともに釜山最大の繁華街だ。それだけに流行や変化が速く、おいしいと評判の店も多い。


西面は行政区域上「釜山鎮(プサンジン)区」で、2022年11月から今年10月までのナビゲーションの検索回数を分析した結果、釜山鎮区一帯で最も多く検索された人気店は鴨プルコギ専門店の「ネンスタンガドゥン」(2万9374件)だった。2番目は「外食1番地 釜山本店」(1万8402件)、3番目は「国際食品 草原農園」(1万5955件)の順となった。3軒に共通するのが鴨肉や牛肉などの肉類を扱っており、複数の人が集まって食事する会食などにいい「大型飲食店」というところ。ナビ検索結果のため、駐車場の有無が反映されているとみられる。いずれも家族の集まりや結婚式後の披露宴、年末の忘年会などにも打ってつけの場所だ。


□鴨プルコギが有名な「ネンスタンガドゥン」

7-1 오리불고기 냉수탕가든 GettyImages-jv11002728
釜山で最も広く知られている鴨肉の専門店・ネンスタンガドゥンは、都市鉄道2号線の東義大(トンウィデ)駅から厳光山(オムグァンサン、高さ505m)方向に車で約3分のところにある。傾斜が急な坂道を登るため、徒歩よりもタクシーで行くのがおすすめ。本館、別館の2つの建物があり、本館は食堂型、別館にはテラス席があるため、自然を感じながら食事が楽しめる。そのため冬を除き、春から秋にかけては別館が人気だ。


看板メニューは何と言っても鴨プルコギ。おぼんのような鉄板の上にコチュジャンベースのタレに漬け込んだ鴨肉とカボチャ、タマネギ、ニラなどをのせてよく炒めて食べる。参鶏湯(サムゲタン)のように、鴨肉に韓方の薬剤を入れて煮込んだ「鴨肉の水炊き(オリペクスッ)」は、スタミナ食にちょうどいい。


〇住所:釜山市釜山鎮区伽揶公園路107

〇メニュー:鴨プルコギ4万3000ウォン(約4920円)、鴨の水炊き5万ウォン(約5720円)

〇電話番号:051-897-5252


□皆大好きな炭火焼き「外食1番地 釜山本店」


外食1番地は、釜山で始まった「炭火焼肉」の専門チェーン店。「釜山鎮区本店」は都市鉄道2号線の釜岩(プアム)駅4番出口から徒歩約7分のところにあり、手頃な価格で牛肉が食べられる人気店だ。温かみのある照明や緑豊かな室内インテリア、人工の小川が店内にあるため、庭園で食事しているような気分を味わえる。扱っている牛肉は主にアメリカ、オーストラリア産で、ほどよい価格で牛肉を思う存分食べられ、人気だ。

肉を十分に味わった後は、濃厚なスープを冷やした「冷麺」がおすすめ。甘酸っぱいスープが肉の脂っこさを和らげてくれる。


7-3 외식1번가 부산본점 내부
〇住所:釜山市釜山鎮区新川大路222

〇メニュー:カルビ肉タレ焼き250g3万ウォン(約3430円)、カルビ肉塩焼き180g3万ウォン

      ランチタイム(11時30分~午後3時)にはランチ価格の15%割引で食べられる。

〇電話番号:051-816-0007


□韓牛の流通業者が経営する「草原農園」


西面から都市鉄道で2駅離れた「楊亭(ヤンジョン)駅」5番出口を出て300mほど直進した場所に、釜山で牛肉の流通業を営む「国際食品」所有の大きなビルがある。このビルの3~4階には、炭火焼き韓牛専門店の「草原農園(チョウォンノンウォン)」が入っている。


韓牛の流通業者が経営しており、中間マージンがかからず、手頃な価格で韓牛が食べられる。席を確保した後、カウンター隣の陳列台に並べられた肉や野菜を選んで、スタッフに伝えれば注文完了。席で待っていれば、牛肉や炭火、おかずなどをセットしてくれる。肉を十分に味わった後、ご飯ものやワインでしめれば、もっと食事が楽しくなること間違いなし。


7-5 초원농원 양정점
〇住所:釜山市釜山鎮区巨堤大路70 3~4階

〇メニュー:各種牛肉を楽しめ、価格は時価。テーブルセット(おかず、鉄板の費用1人5000ウォン<約570円>)の費用がかかる。

〇電話番号:051-991-3000